儲け本位か?お客様本位か?
今日はイケメン税理士さんが新事務所に移転したと言うことで、事務所に伺った。
大変きれいな事務所で、かつ大都会で羨ましい限りであった。
いつものFP軍団で集まって会話をしていたのだが、その中でセゾン投信の中野さんが退任するという話が速報で入り、参加者一同で大変ショックを受けた。
中野さんの功績は計り知れない。
今でこそつみたてNISAやiDeCoなんかで、国から「投資をして老後資金を増やそう」の動きが出ているが、中野さんはそれ以前から活動をされて、セゾン投信でファンドを設立し、中心として運用をされていた。
そしてそのファンドは、投資に興味のある方からの支持を受け、ファンドとして育っていった。
今や投資家から6000億のファンドに育てたのだ。
実際に私も何度か講演会に参加し、中野さんと名刺交換もした記憶がある。
(下っ端なので覚えていらっしゃらないと思うが)
そんな中野さんが、突如退任されたのだ。
聞けば、親会社との関係悪化が原因のようだ。
これは私からすると本当に悲しい結末である。
なぜなら、セゾン投信は運用当初のお客様は、中野さんの想いを支持して投資をしていた方が多いからだ。
少なくとも私の知る限りで、10人のFPがこのファンドに投資している。
そして、ほぼ全ての方が運用益を得ている事実もある。
今回のニュースを知って、実際に投資しているFPのコメントを聞くと
「中野さんがいなくなるなら、価値がない」
「中野さんのいないセゾン投信は、気の抜けたコーラみたいなもの」
と、それぞれに口をしたのだ。
それぐらい、FP業界でも中野さんは影響力の大きい方なのだ。
ここは推測の域になるが、親会社は売上を重視しようとしていたが、中野さんは顧客本位を貫こうとしたのだろう。
投資の初心者ではなく、本当にきちんと調べてそして良いものだと判断した方に投資信託を販売をしようとしたのだと私は考えている。
最終的には方向性の違いから、こういった結末を迎えてしまったのではないかと考えている。
私のようなFPの端くれみたいな者からすると、中野さんはある意味レジェンド。
偉大な人物でもある。
顧客本位で活動をしていた方がある意味不本意な形で表舞台を降りるのには、FPとしてはとても切なく感じるのだ。
占い師兼FPの私としても、利益を優先するか、お客様を優先するかで悩ましい部分もある。
会社(個人)としては、利益を生み出さないといけない部分もあるから、このあたりがとても難しく感じる。
お客様と寄り添いながら、お商売をする難しさを感じたニュースでもあったので急遽、この話を書いてみた。
ちなみにこの話が出る前に、私の「安すぎる相談料」の話で盛り上がり、
「FPとしては安すぎる」
「このレベルがあって、占いの相談料が信じられないぐらい安い」
と言われた時に、このニュースとなり、更に突っ込まれた次第である。
「tarosu君の場合は値上げした方が良い」
占いの師匠や未だに親しい方には言われ続けて居て、このニュースを知り、決断をしようと考えた。
私も実際に占いのやり方もかなり進化したし、通常の占いでもチャネリングを使いこなすようになってきた。
なので来月以降は大変心苦しいのですが、値上げの方向で進めたいと思います。
なので早めにご相談に来て下さい!
結局それかよ!
と、こんな事を書きましたが、私は中野さんと同じく、昔からお客様本位で向かい合いたいし、きちんとわかって下さる方と、とことん向き合いたいと考える人です。
そういう本質を知る人が最後に笑うのではないか。そのように考えるのです。
不器用でもいいんですよ。
自分を頼ってくれた人が笑ってくれたら。
ね。