#34 梅が主役の季節になれば
6月か。梅雨と言われるほど、日本に根付いている梅。
そんな季節になれば梅仕事をしたくなるのが、日本人ってもんだ。
なんてな心意気よりも好奇心が勝つ私は、梅仕事をしよう!と決意する。
なんてったって、気づけば一人でもしゃべり、常に考え事をしている私にとって、あの無言で黙々とへたの部分を取る作業が、真の根暗になれた気分になれるような気がして本当に好きなのだ。(根暗に失礼)
1回目は例によってシロップを黒糖で仕込む。
島によって味が違う黒糖なら、コクのあるうまーなシロップができることは実践済み。
完熟梅だからうまいぞー!
しばらく瓶を回しながら、熟成を楽しむことにしよう。
今回はどうしたいのかというと、梅干しをやりたいという好奇心からの欲求に基づく梅仕事である。
さぁ、梅を買うぞ!とうかうかしているうちに、6月はもう半ば。
いろんなスーパーを探すもなかなか見つからない中、スーパーでたまたま見つけた掘り出し物。
これはやれということだ。ああ、神様ありがとう。
と安い感謝をしながら、安い安い!!と梅をカゴに入れる。
しかし、梅干しを漬けるような入れ物は家には無く、さらには赤紫蘇も見当たらない。
「そうだ!はちみつ漬けにしよう!」
とウルトラCの答えを導き出すところまでは良かったものの、入れ物は解決せず。
壺から出した梅干しに憧れるものの、壺なんて買ったら何を言われるかわからない。
梅酢に浸かればいいんだから、真空パックでもいけるんじゃ。。。
というわけで、今回の梅仕事は
・はちみつ漬けの梅干しを
・真空パックの中で
作るソロワークショップになった。笑
さて、大好きな作業にかかろうではないか。
とは言いつつ、完熟だと柔らかくなっていて、へたが中に入り込んでしまうものも。。。
(諦めたけど。笑)
2袋のうち、じゅくじゅくしているものは冷凍してそのうち何かに活用。
そのほかは全部やる。梅のへた全部取る大作戦。
取り終わったらいよいよお待ちかねの真空パック作業のお時間。
梅と梅の15%の塩、4%のはちみつ、6%のマスコバド糖。
通常氷砂糖らしいのだけど、黒糖のマスコバドでどうなるかチャレンジ!!
袋に梅、塩、はちみつ、マスコバド糖を全部入れてパック作業開始。
こうして、全部入った梅のはちみつ漬けになるであろう真空パックが完成。
重石扱いとしてこんな感じに。
水を早く出すために重石を乗せて、その水分に浸かれば腐敗もしないという理屈らしい。
だとすれば、真空パックにした時点で半分目的は達成されているはず。。
残りは梅酢がしっかり上がってくれればいいな。。。ということだけだ。
本来は梅雨が明ける頃まで漬け込むとか聞くのだが、今年は異常な早さで明けてしまった。
これまた困ったものだが、1ヶ月はとりあえず様子を見ようじゃないか。
途中経過!!翌日にはこんな感じに。
なんか、あれ?もう結構出てる?
意外と良い感じ??
これはしばらく観察していく楽しみができた気がする出来だ。
出来上がりの結果は乞うご期待。
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