実写版ONE PIECE感想文(ネタバレあり)第1話〜仲間と友達〜
ハリウッド版ONE PIECEの幕が開けた!
ロマンスがドーンしたのだ!!
連載開始から26年来の
ONE PIECE大好き芸人な僕、
どうも初めましてYouTubeチャンネル
シネマンガテレビリーダーの
たろちゃん組と申します。
いやはやこの夏はこれだけを楽しみに
茹だる暑さに耐えてきたのであります。
日本にどれだけの人がそんな思いで
この日を待ち侘びたことか。
コミックの実写化には必ず賛否両論あり
たしかに目を瞑りたくなるほど
あちゃー!こりゃやってんなぁ...と
原作者様もお怒りになる作品もある中
尾田先生が満を辞して太鼓判を押した
本作。期待せずにはいられまい。
否、期待などどん!と超えていくのが
ONE PIECEの常。
せっかく作ってくださったものを
天竜人かの如く上から偉そうに
評価していくのは製作者サイドに対する
リスペクトのかけらもありませんので
あくまでフラットに心の準備をして
観ていく所存であります。
ストーリーを順を追って感想を書き殴る。
このレポートはノーランドや
おでんの日誌のごとく
やがて語られる伝説となろう(?)
第一話
・ロジャーの処刑シーン
原作同様ロジャーの一言により
ONE PIECEは始まる。
ロジャーだ...すごい...
歯が汚い...海賊らしい...
これぞ...これぞ実写ぞ...
そう思ったもの束の間
めちゃくちゃグサって体からいくタイプの
処刑でうおお!?!?となる
人がやるとそれはもうすごい迫力で
ヒェッ!!てなりますね😅
ローグタウンにいる若き日の
シャンクスやミホークらしき人物
ちょくちょく映るキャラさえも
後の伏線になりそう小ネタ。
これぞONE PIECEらしさというか
尾田イズムだよな!!くぅ〜!!!と
気分はラム酒を片手に1人スマホを覗き込む。
・キンオブパイレーツ!!!
ルフィ登場。なんと脇毛生えとる
そうなぜなら生身の人間だから!
アニメではないんだ!
これは実写なんだ!
そうこうしているうちに
赤髪海賊団がルフィの回想で登場!
ラッキールウがいい感じの太っちょ黒人!
可愛い!あとヤソップらしき人物も!
完成度高ぇなオイ。
・物語初期は完全に序盤の展開を踏襲している。
しかしコビーがとてつもなく可愛い。
いや初期コビーはもっとブスだったはず(失礼)
グランドラインが海賊の墓場扱いされてるの
ほんと懐かしい。新世界に比べたら
こんなもん可愛いもんよと今この2人に
教えてあげたい老害ワイ。
・ワイは字幕で一通りまず見よう派で
後から吹き替えで見る予定なので
吹き替えで見てる人は違うかもしれませんが
ようやくアルビダの金棒がルフィの頭を
どついてあのシーンになりました。
さぁ聞けるか!?名言!効かないねゴムだから
....なんと「効かないね!」だけ。
あれ!?ゴムだからはいわないんや!
これ意図して違う場面で言うんだろうなあ
・シクシス島はノベルAに登場した島
ここでまさかのバロックワークスに
勧誘されるゾロ。
これには驚きました。時系列的にはたしかに
正しいんだけどこんなにちゃんと
深堀りがされるなんて。
こーゆー背景をきちんと描写して
賞金稼ぎ時代のゾロの人物像を
さらに濃いものにしてくれるのありがたや。
そこに現れたのはMr.7。
ちょ!?え!?!?Mr.7!?!?!?
あのMr.7とは大違い。
なんとも怖くて強そうな黒人モヒカン男。
これって先代Mr.7だったりするの?
さすがに上記のコイツとは違うよなwww
顔に7の刺青をいれたミスターセブン
それに対して墨をいれなきゃいけないのか?
だったら〝1番〟がいいと言いながら
中指を立てるおしゃれな返し。
この皮肉めいた返しは
ゾロの真骨頂だと個人的に
思っているんですが実写でも顕在。
さすが我らのゾロ先輩だべ🤞🤞
そしてゾロ戦闘シーンお披露目!
vs Mr.7!
まさかの四肢分裂!!!
なぬッ!?
ONE PIECE実写、本気や!!
アルビダの金棒にやられたモブといい
漫画ではそこまでやらないグロ描写!!
ハリウッドではちゃんとやるの!?
おだっち本気だな!!!!
と興奮したところでゾロ初回登場シーンは終わる。
・再び回想シーンのルフィシャンクス
左頬の傷は元々目を狙ったけど
外れたと語るルフィ・・・
目を狙ってたのかルフィ・・・
つまりこれ、海賊ならではの眼帯をして
登場するキャラはいずれルフィになる
という尾田先生からのメッセージなんだと
ワイは受け取ったで。
いつか出てくるであろう眼帯キャラはいます!
って言ってたもんな先生。
*ちなみに海賊雑学
海賊はなぜ眼帯をしているのか
つまり夜間戦闘に備えるために
片目だけでも暗がりになれさせておくと
戦いらしいってこと。
思えばこの実写ワンピやたらと夜間行動も
多かった気がする。
大概アニメだと昼間の映像で
夜の銭湯はウィスキーピークだったり
ジャヤだったりが多かったから
すごくその辺とリアリティを感じますね。
話を戻してまだ回想中のルフィ
悪魔の実ってまずい設定なはずなんだが
ルフィすげぇむしゃむしゃくうやんw
そういえば漫画でもあっさり食べちまったなんて
言ってたもんな
そしてみなさんお待ちかね56皇殺しのヒグマ棟梁の登場
意外にもめちゃくちゃ
クオリティが高いのが
なんだか笑えますwwww
酒場を荒らすヒグマ
あっさりいなすシャンクス
それに対して情けないと吐露するルフィ
この一連の流れ
ジャヤでの一方的にやられるルフィとゾロと
リンクしますがルフィはやっぱり
ちゃんとシャンクスイズムを
ついでるわけなんですよね
ここで深読み考察ですが
原作通りシャンクスがおいルフィと
その腕をつかむとびょいーんと伸びるシーン。
原作だとシャンクスがあああ!!
って焦っててコメディチックにも
描写されているんですが
この実写ワンピのシーンは僕には
違和感がありました。
なんかシャンクスの表情が
どことなく意味深な表情に見えたのです。
これも原作の連載当初の理由より
明らかに意味のあるゴムゴムの実(ニカ)に
なったことで明かされるシャンクスの
本当の狙い(なぜゴムゴムの実を持ち出したのか)
に対する答えがあるからこそ
実写化ではそんなアンニュイな表情を
するように演技指導したのではないか
と勝手に考察したくなってしまったのです。
考えすぎかもしれませんが
尾田という男は長年僕らにたくさんの
遊び心を提示してくれる男、
少しのコマも少しのシーンも
見落とせません笑
・ルフィはコビーとともに小舟に乗り
シェルズダウンへ。その前にアルビダの船を
爆破します←!?
意外と実写ルフィはサンジみたいな
機転が効くなぁと悪ガキのような笑顔に
癒されます。
・シェルズタウンについて早速手配書が
貼られまくってんだけど
よく見るとベラミー・フォクシー・ジャンゴらも確認できる。なんとキャベンディッシュらしき人物も!
ONE PIECEならではの新聞のすみとかにも
実はおもろ情報乗ってる的な奴が
実写でも遺憾無く発揮されてる。
原作愛が深くて視聴者のワイの気分は
ノックアップストリームに打ち上げられた
船のように高揚を続ける。
あまりにぶち上げすぎて私という
船が壊れないか心配である。
・ゾロ捕まっておらず。
ルフィとコビーがいるバーに登場。
しかもここではバギー海賊団のカバジの姿も!?
そこにナミさんも登場。
どうやら一気に三人の邂逅か。
にしてもこのナミさんピチピチ衣装のせいかやけにボディのラインが際立っt(ゴチーンッ!!!!
・ヘルメッポがバラティエの
フルボディよろしく、まあウザい感じで登場。
さらにはいきなり戦闘シーン突入。
迫力満点、これで因縁ばっちりだ。
それにしてもゾロにダサい髪型の海兵と
言われたけど原作に比べればだいぶマシw
金髪のロン毛海兵だなんて。すでに
2年後の姿やないか。
あとゾロさんあんた人のこと言えない。
マリモや。
・実写真剣佑ゾロは群れないつるまないを
さらに強調してるイメージある。
だからこそそんなゾロがルフィに
ついていくことの重大さがより強調されるって
寸法なんだろ?おぉん!?
ゾロは腕を買われモーガンの部下になるか
磔と問われ磔を選ぶ。
真剣ゾロは初期ゾロのくせに
2年後ゾロレベルの『スゴ味』があるッ!!
ルフィとゾロの初会話は原作同様
磔にされたところから。
なんだかこんなシーンも本当に
実写で見れるなんて(泣)
ルフィとナミの海図大捜索シーン
ドラマオリジナル展開が挟まる
ここは映画ならではなシーンというか
漫画では表現できない潜入ものの
ドキドキ感があって実にドラマらしい。
オリジナル展開が要所要所あるので
原作ファンもそうでない方も新鮮に
楽しめる。
ルフィゾロナミが一堂に介する第一話は
とにかく〝仲間〟について
〝仲間〟とはなるたるかを
テーマにされていた気がする。
2人を仲間になれと勧誘するルフィ
仲間にならない、仲間じゃないと
反発するゾロナミ。
そんなやりとりを経ながら
ほんの少しずつ少しずつ
友情が芽生えていく3人。
こう思うと初期の2人は
むしろ海賊から敵対する位置にいたわけだから
これくらいルフィに対してツンケンするのは
割と妥当というか咀嚼せずとも
スッと内容が入る。
ゾロは海賊狩りだしナミは海賊専門の泥棒。
そんな2人がルフィと出会って仲間になり
麦わらの一味になっていく過程ほど
愛おしいものはない。
モーガンの監視を潜り抜け
見事グランドラインの海図のある部屋へ
潜入したルフィナミ。しかし当然
そうやすやすと行かずバレてしまう!
窓から飛び降りる2人。
ルフィはともかくそんな高いところから
落ちても平気で立ち上がるナミさん
タフすぎるwゴムじゃないんだからw
ここは良くも悪くも漫画ですねw
連載中ではなく先の展開がもう決まった上での
実写化だからキャラのセリフ一つ一つに
説得が増す。
わざわざキャプテンクロに
触れてくれるモーガン大佐かわいい。
ここでいよいよ第一話の大ボスである
モーガンと対峙。
ゾロ戦闘シーンで和楽器とか
尺八みたいなBGMなの最高にありがたい。
・・・ああ!真剣佑くわえた!!!
ずっと二刀流しか使わなかった真剣佑ゾロが
ついに!真剣を咥えたよ!真剣を咥えた真剣佑は
つまり真剣佑ってこと!?
あ、おだっちこれ文字での伏線回収!?(うるせえ)
あのイケメン真剣佑が...
俺たちが小学校の頃よく傘で真似した奴を...
ちょなんなん?こいつ咥えても
イケメンなのかよ!ブスにならんのかよ
と世の不公平を嘆きながらゾロの格好良い
戦闘シーンを見続ける。
そして散々悪い仕打ちを続けた
ヘルメッポのところにゾロが
直接伺う。殺さないでくれと命乞いする
メッポに殺すよりひどいことをしてやると
言うゾロ。なに!?やば何すんの怖い!!
と思ったらヘルメッポの髪を切り
原作のようなおかっぱヘアにすることだった!?
たしかにこんなダサいのは殺すよりむごい!?でもデフォルトであの髪型の
BLEACHの平子さんの立場は...
とここで予告でも見たルフィの
強ぇやつは技名を叫ぶんだ!という
原作にないシーン。
それに対して「ねえよ」て返すゾロのやりとり。
はっはーん!これあれやん!
ゾロ加えたままじゃ必殺技名叫べねえから
その口実をつけるために
必要なセリフなんだな?そうに違いない😏
モーガンとの戦闘ラストの名シーン
『お安いご用だ船長』はここでは見れず。
うむ。まだゾロとルフィの関係性は仲間、
ではないみたい。これくらいの
関係性の方がよりリアルですね。
しかしなんだかんだで
ゾロとナミはルフィとともに
小舟に乗りシェルズタウンをあとにすることに。
ルフィを見送るコビーは
『次に会うときは敵かも』と言われても
『友達だ』と言うルフィ。
ここも重要なポイントだと思うんです。
ルフィの中で明確に
〝友達〟と〝仲間〟で違う定義がある。
同じような言葉だけど友達は広い関係であり
共に苦楽を共に旅をするメンバーは
仲間なのである。
無自覚に人を惹きつける彼にとって
その中でも友達は特別だが
さらに特別な意味合いを持つのが
〝仲間〟だと僕は思う。
第一話終盤突如登場する電電虫。
え、ちょグロいw
実写だとこんな感じなんかwww
割と低めのコール音だったな。
ガープのだからか。
ちょっと思いの外リアリティありすぎる
電電虫で笑ってしまいました。
さらに第2話へ続くであろう
エンドクレジットで
実写化完璧すぎるバギーの登場。
これには第2話も楽しみになってきました!
・総括するとやはり〝仲間〟がテーマですね。
小ネタ満載でかつ原作の時系列や
キャラクターの辻褄が合うような
裏設定というか、ああそんなことあって
いまこうしてるよねっていう
バックボーンが原作より強固になっている。
そしてとにかくイニャキルフィが可愛い。
いたずらっ子な笑顔がもうルフィそのもの。
こんなにルフィを現実に投影しても
似合う人なかなかいないんではないか。
あとパイレーツオブカリビアンでも
流れてそうなBGMだったり
海賊の港のような落ち着いたアコギの曲が
よりここの世界観を増幅させてて好印象。
少年ルフィとシャンクスの話は
ストーリー通じて回想として細切れになって
登場していくみたいな感じかな。
CM見るにクロオビが
バラティエ乗り込んでたから
とても楽しみだなぁ。
ドンクリークがおそらく見れない代わりに?
どう物語は転ぶのか。
楽しみに第2話の感想を
書いていきます。