No.062　ミステリクイズ

問題文

ある日の部活練習後の夜、新入生歓迎会が部長の下宿で開催されました。
会の最中、参加者の数名が吐き気や腹痛を催しました。
食中毒の可能性がありましたが、参加者は誰も病院に行くことはありませんでした。
さて、それはなぜでしょうか？

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ヒント

病院には行きたくても、行きにくい理由がありました。

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解説

病院に行かなかったのは、病院に行きにくい理由があったからでした。
それは何か？
歓迎会が夜に開催されていることや、部長が下宿に住んでいることなどから、およそ大学の部活動であると考えられます。
新入生歓迎会なので、もちろん参加者には新入生、つまり大学１年生が多くいたはずです。
大学１年生は、現役合格者なら普通18歳、19歳となります。
新入生が皆、浪人経験者であるとは考えにくく、参加者の複数は二十歳未満であることが示唆されます。

以上のことを考慮すれば、なぜ病院に行かなかったのかが分かると思います。
なぜ行かなかったのか？
それは病院で検査をすれば、二十歳未満にも関わらず飲酒していたこと、二十歳未満と知っていながら飲酒させたことが発覚する可能性が高かったからです。
病院にその事実が知られれば、二十歳以下の飲酒が大学に伝わり、部活動は活動停止になる（また本人の経歴等に傷がつく）可能性が高いです。
それを避けるために、食中毒の疑いがあっても、誰も病院に行くことはありませんでした。