今よりも楽に歩く・走る方法
渋谷・青山のパーソナルジム「b{stoic」でパーソナルトレーナーとして活動している仙福(せんぷく)です!
昨日は今年三回目の登山に行ってきました!往復1.5時間ほどなので全くハードではなかったですが改めて、歩行・重心移動が楽におこなえる心地よさを感じることができました。
今回は前々回に続き、重心移動について掘り下げていきます。前回記事をご覧いただくとより内容が入ってきやすいかと思います。
姿勢の安定と不安定
環境下において重心の変化がなく、物体が移動しないことを安定といいます。
この安定は重心の位置が大きな影響を及ぼす。
同じ形状かつ体積の長方形。赤の縦に置かれている場合と黒の横に置かれている場合、どちらが倒れやすいと思いますか?
いわずもがな赤ですよね。赤は黒と比較して重心(長方形の中心)が地面よりも高く位置するためである。
低い重心は安定性をもたらす反面、移動には大きなエネルギーがいる。
高い重心は安定性の代わりに高い変動性を得られる。この高い重心を制御することこそが疲れない歩き方最大のポイントである。
反対にコンタクトスポーツでは重心を低くすることで衝撃を受けても姿勢を安定させることができるのである。
楽に歩く・走るためには?
人間の重心は骨盤(仙骨のやや前方、身長の約55%)に存在すると言われている。つまりこの重心を高くすることができれば楽に歩くことができるわけです!が骨盤の位置を変えることはできません。
では重心を変えることはできないのか?
実は誰でも欠かさずおこなっていることで重心を高くすることが可能なんです。その正体は「呼吸」
空気が体内に侵入する仕組みは注射器がよく使われます。
注射の先端が口で、ノズル?を引くことで血液を吸い取りますよね。
これと同じように、横隔膜が下がることで肺の中に空気が侵入します。
反対に息を吐けば横隔膜は上昇します。
この横隔膜の上下の際、一緒に動いているのが「内臓」
胃や肝臓、腸が呼吸時の横隔膜により上下します。それにより重心も上下に移動するのです。
つまり息を吐けていれば横隔膜と内臓は上昇し、重心を高く保つことができるため少ないエネルギーで身体を移動させることができます。
しかし現代人は吐く量よりも息を吸う量が増えすぎたため、息を吐けない→重心を高く保てない→歩くと疲れやすい、というのもあるのかなと思います。
横隔膜についてはこちらもどうぞ↓
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