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認知症|もの忘れと記憶のしづらさの違い

もの忘れと記憶のしづらさは違う。

記憶は
【記銘(入れる)】
【保持(維持)】
【想起(思い出す)】
の3つのプロセスがある。

物忘れは【想起】の問題。
記憶のしづらさは【記銘】の問題。

ChatGPTさんにも聞いてみよう。(少し手直し)

もの忘れ
特徴: もの忘れは、一般的には年齢とともに起こる自然な現象です。
例えば、誰かの名前や物の置き場所を忘れることがありますが、後で思い出すことができる場合が多いです。
これは、通常は情報が一時的にアクセスしにくくなっているだけで、完全に失われたわけではありません。
: 鍵をどこに置いたか忘れてしまったが、後で思い出したり、探して見つけたりする。

◆記憶のしづらさ
特徴: 記憶のしづらさは、記憶自体が形成されにくくなっている状態を指します。
認知症の初期段階などで見られ、新しい情報を覚えるのが難しくなることがあります。
これは、脳の情報処理や記憶の保存に問題が生じている可能性があります。
: 会話の内容や最近起こった出来事を覚えることが難しく、その出来事自体を全く覚えていないことがある。

では「さっき言ったでしょ」といった時の反応の違いを例えてみる。

もの忘れの場合
あっ、そうだった。忘れてた。ごめん、ごめん。
記憶のしづらさの場合
えっ、なにそれ?そんな話聞いてないよ。
となる。

この反応に対して、記憶のしづらさについて理解がないと、、、

なにそれじゃないよ!自分で言ったじゃない!嘘つき!などなど、辛辣な言葉をぶつけてしまいかねない。
こんな言葉のやり取りをしていたら人間関係は壊れてしまうだろう。。

ただ本人は本当に嘘をついていない
なぜなら記憶が出来ていない、本当に聞いていない(覚えていない)状態だからだ。
周りから見ていると同じことのように見えるかもしれないが、この違いはとても大きい。

まとめ

【もの忘れ】と【記憶のしづらさ】の違いを理解することは認知症に関わりがある人にとって、大事なことのひとつだろう。

今年の高齢化率の予測が30.1%であると言われている。ということは誰でも、いつでも認知症に関わる人になりえる。

違いを理解してよい人間関係を作るために備えておきたい。こちらの本はとても参考になった。


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