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2024年つぶやきじゃないnote

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読んだ本のメモ、感想のような日記のようなものです。
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#読書メモ

シルクロードを思い浮かべながら『三千枚の金貨/宮本輝』を読んでいる

平坦に何ごともなく家族も自分も健康で過ごした年。感謝。 自ら望む行動は程よい刺激。脳も体…

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かわいいもののけならこわくない

『首ざむらい/由原かのん/913』を読んだ。 タイトルにギョッとする、でも怖くなんかない。お…

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文人が集い暮らした土地勘を感じてみた『谷根千文学傑作選/森まゆみ編』

『谷根千文学傑作選/森まゆみ編/918』を読んだ。 土地勘ないのに、本に掲載されている「谷根…

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『こんな日は喫茶ドードーで雨宿り。/標野凪』その料理は言葉を大切に思う心からでき…

物語の会話に哲学を思った。 『こんな日は喫茶ドードーで雨宿り。/標野凪/913.6』を読んだ。…

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ちくりと胸が痛む『あした死ぬ幸福の王子/飲茶』を読んで向き合うこと

『あした死ぬ幸福の王子/飲茶/134』 ストーリーで学ぶ「ハイデガー哲学」とても読みやすかっ…

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妥協って、悪いようには感じない

いつも図書館で本を借りている。ひとつひとつがなんとなく自分の中で腑に落ちたような読書だっ…

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芸術の秋は続くよ原田マハさんの作品を3つ続けて読んだ

本日は、晴天なり。図書館から借りた原田マハさんの3作品を読み終えたのでメモをする。 ひとつめ『楽園のカンヴァス』 『楽園のカンヴァス/原田マハ/分類913』 ふたりのキュレーターが「夢」と「夢をみた」をめぐって勝負する。私の頭の中の部屋はルソーの絵が飾られ、その勝負を観ているようだった。ルソーの「夢」に最後の女神が生き続けているのだ。それが心に染み入り泣けてきた。 ピカソに言われ、ヤドヴィガが絵を眺め続け芸術について思いにふけるようになっていく。何かを感じる新しさが認知

その文学ってなに?『喫茶店文学傑作選 苦く、甘く、熱く/林哲夫=編』

喫茶店文学とはなんだろう?と図書館で借りた本。 『喫茶店文学傑作選 苦く、甘く、熱く/林…

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それぞれ描かれる『ジヴェルニーの食卓/原田マハ』それぞれよかった

『ジヴェルニーの食卓/原田マハ/分類913』を読んだ。原田さんの描く物語にハマってきた。こ…

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本の分厚さ分『みかづき/森絵都』は、おもしろかった

『みかづき/森絵都/分類913モ』の分厚い本を読んだ。おもしろかった。 昭和から平成までの教…

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会えたらうれしい『CONTACT ART 原田マハの名画鑑賞術/原田マハ』

面白くて楽しいに出会えた。アートはみんなのもの。 『CONTACT ART 原田マハの名画鑑賞術/…

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どれも生命の何かしらが『日本文学100年の名作 第6巻 ベトナム姐ちゃん』いろいろ読…

『日本文学100年の名作 第6巻 ベトナム姐ちゃん/池内紀・川本三郎・松田哲夫=編/B913.6二…

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深読みはしなかった『みみずくは黄昏に飛びたつ』の小説家ふたり語り

タイトルに興味をもって『みみずくは黄昏に飛びたつ/村上春樹 川上未映子/分類910ム』を図…

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大人のための語り直し『ファンタジーを読む/河合隼雄(河合俊雄編)』大人にも作用するといい

読み終わったメモ。『ファンタジーを読む/河合隼雄(河合俊雄編)/分類B909カワ2』図書館で借りた本。ファンタジーの作用を思った。 ◇ファンタジーを大人にも 児童文学は大人も読んでいい。著者が紹介するのは西洋のものばかりになってしまったといっている。日本の名作もいいけど、西洋の方が壮大な深みを感じるそうだ。 子どもは「たましい」の真実が見えるらしい。それは無垢のなかにあるように思う。今さら子どものように素直に読めてるかわからない私は大人。物語が素直に入ってこないときがある