Cannes Lions事例メモ PR部門篇 #15「Black Supermarket」

Black Supermarket

2018年PR部門Gold作品
CL:Carrefour(仏・スーパー)

概要

目的:
適正な化学肥料や化学農薬を使用した農作物であっても、それらが違法になっていた現状があり、その結果、ヨーロッパでは97%もの農作物が合法的に市場に出すことができなかった。
こうしたEUの農作物に関する法律に意義を唱えるため。

アイデア:
「Black Supermarket(=闇市)」と銘打って、農家と5年契約を結び、品質上問題ない、非合法となっている農作物をスーパーの一角で大々的に販売した

効果:
・キャンペーン全体として、3億インプレッションを獲得
・約85000の法改正の署名が集まる
・ヨーロッパ議会に改正法案が提出され、翌年春には「オーガニック農業改正案」が議会を通過し、合法種リストの見直しが行われることになった

感想

・普通できない。いくら法律がおかしいとしても、法律に反してしまったら企業やブランドのイメージが悪くなると保守的な考え方が働くから。
勝ったら英雄。負けたら反逆者。となってしまいかねない
改革を起こすだけの抑圧された事実と、圧倒的に強いスタンスが両立した状況によって、これらは成立したと思う。

参照


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