夜に
家に帰り 途中で買った惣菜を並べ 酒で流し込み
かけていたピアノの曲より
飲み込んだ 喉の音の方が大きくて
曲を止め 体の中の音が止まるのを待った
外でバイクが走る
虫が鳴いている
誰かが歩いている
風が窓を揺らす
部屋の蛍光灯は 耐えきれずに
小さなノイズをたて始める
グラスの酒は 何も語らなくなり
一日が終わったことを知らせる
今日が 昨日と
何も変わらなかったことに
安堵とあきらめのため息をついた
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家に帰り 途中で買った惣菜を並べ 酒で流し込み
かけていたピアノの曲より
飲み込んだ 喉の音の方が大きくて
曲を止め 体の中の音が止まるのを待った
外でバイクが走る
虫が鳴いている
誰かが歩いている
風が窓を揺らす
部屋の蛍光灯は 耐えきれずに
小さなノイズをたて始める
グラスの酒は 何も語らなくなり
一日が終わったことを知らせる
今日が 昨日と
何も変わらなかったことに
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