①誰もそんなに私を見てない。
快方に向かっていると信じていたが、ここにきてガクッときてしまった。
何気なくテレビを見ていたら、パワハラ上司と見た目も話し方もそっくりのスポーツ選手が出ていた。陽気なときの彼女そっくりで、いろんなことが思い出される。
先日、週に2回ほど行く図書館で、『私、つい、「他人の目」を気にしてしまいます』という和田秀樹さんという方の本が目に入り、借りてみた。
その中に、うつ病の3大妄想という記述があった。
1「心気妄想」自分を重篤な病気だと勘違いする
2「罪業妄想」自分には価値がない、罪深いなどと思いこむ
3「貧困妄想」お金がない、貧困になるなどと思いこむ
私でいうと、2に恐ろしくあてはまります。
3もちょっとあるかも。
この本を大体ざっと読んだのですが、バールのようなもので殴打された並の衝撃だったのが、『自意識過剰』『自分へのこだわり』という記述が多かったこと。
わたしなんて、、わたしなんて、、も主語は「私」。
私、30数年間、自分のことばかり考えてきたのか。。と未だに衝撃を受けつつ認めざるを得ない。
3についても、私はとにかくマイナス思考で、いつもお金の心配をしているような気がする。
私は低賃金でおなじみの介護職のパートなので、子どもの保育料と自分の奨学金や保険代を支払うと雀の涙ほどしか残らないような収入。
しかしながら夫は安定した職業に就いているし、年々収入も上がっており、出世もしている。貯金が少ないのがネックだけれど、おそらく世間的にみてもそこまで困窮しているような家計ではないはず。
無駄遣いもしないけれど、たいして節約もしない。
でも、とにかく将来の不安がある。
習い事のお金はどうやって捻出しよう、子どもを無事に大学に入れてやれるのか、、今考えてもどうしようもないことばかりが頭を占めている。
お金がないから、服が買えない。(という妄想)
たまに買うときは、抱えきれないほどの罪悪感とともに。
わたしが、服を買ってしまった。
と思ってしまう。
もうだいぶくたびれていたから。やぶれてたから。と、夫に説明する言葉を一生懸命並べて。
おそらく私にはひどい認知のゆがみがあって、人とコミュニケーションをとるうえでおかしな方にばかり捉えている傾向があるのも自覚している。
それにずっと辛さを感じてきて、どうしていいかもわからずここまできたけれど、「自意識過剰」という一見うつ病患者を突き放すような言葉に私は救われるのかもしれない。
つづく。
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