りりぃ

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光のおかんが始まりそうな話

事の始まり ファイナルファンタジーXIV 10th ANNIVERSARY FIREWORKS&MUSIC FF14の10周年を記念した大規模な花火大会が11月に行われた。 そのペアチケを入手していた僕は千葉に出かける準備をしている最中だった ペアの相方が体調不良で来れなくなったのだ。 はてさて・・・今から誰かを誘うか、直前すぎて誘いにくさもある。 しばし考えた結果、母親に聞いてみた。 「花火のチケあるんやけど行く?」 これが始まりになろうとはまさか思っても居なかった。

    • 野球のグローブが欲しかった話

      これは子供の頃の話だ。 昨今のジェンダーフリーの話題を見聞きしていて ふと思い出した事がある。 小学生低学年の頃だったと思う 当時あった「こども会」がサ終を迎えたのだ。 これは町内会や自治会のような地域の小さいコミュニティで 地域の子供やその親御さん等が参加していた物だ。 その「こども会」が解散するにあたって 子供が集まった時に使うおもちゃや備品等を 「じゃんけん大会」で子供達に配布するイベントが行われた。 が、私が集会所に行った頃にはほぼほぼ終了していた。 やる気の

      • おばあちゃんの戦争の話

        空が青く、日差しに暑さを感じるような日の事だ。 ベランダでは洗濯物がゆれている。 祖母が家事を片づけている間、孫の私はただ付いて回っているような子供だった。 かまって欲しさでうろうろしているだけなので 「ベッドにシーツかけるから、奥の角押さえててね」 そう言われるとそそくさとベッドを乗り越え 壁とベッドの狭い隙間に入り込んで、渡されたシーツの端を両手で押さえつけた。 反対の角でシーツをふわりと膨らませると 次の瞬間には「パンッ!」と音を立ててシワなくシーツが広

        • おじいちゃんの戦争の話

          孫が聞いた話をしよう。 祖父の家は大阪で商人をしていたそうだ。 海外まで足を延ばし品物を手に入れ 貿易船で帰国するような仕事だと聞いている。 そんな祖父の少年時代に第二次世界大戦が起こった。 祖父は兄弟と共に、母方の田舎に早々に疎開したようで 祖父から聞く少年時代の思い出のほとんどは 豊かな自然、広がる田んぼ、澄んだ小川等の景色ばかりだ。 田舎に行ったとはいえ、どうやら商人の血はあったらしく 山に入っては蛇を捕まえ、片手の指の隙間に蛇を4匹 片手に1匹捕ま

          8月6日生まれの話

          同じ誕生日の人と出会った事はありますか? 今日は私の誕生日なので、同じ誕生日の子と出会った時の話をしましょう。 夏の誕生日 夏生まれ、特に8月前半生まれで多いのが 「夏休みで誕生日会が出来ない」 という子供時代の思い出だ。 何故ならお盆休みで帰省や旅行で友人が居ないのである。 大人になればあまり関係はないけれど 子供っぽい「おたんじょうび」はあこがれる物だ。 夏の日と過去の日 そこで8月6日、今日誕生日の私の話に戻る 同じ8月6日生まれの人と出会った。

          8月6日生まれの話