ロボットと全38話のアニメを制作したよ。
以前こちらの記事を書いてから3ヶ月が経ち。
ついに完成までたどり着くことが出来ました!
この記事のタイトルでは全30話と書いていましたが、かなりオーバーしてしまい、結果38話に。
制作スタートから数えると4ヶ月を経て、
タピアと最後まで走り切ることが出来ました。
なかなか苦戦しましたが
終わったら終わったで、寂しい。
ぜひ観ていただけたら嬉しいです。
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弊社が開発しているロボット、タピア(TAPIA POCKET)をもっと多くの方に知ってもらうべく始めたインスタグラム。
投稿内容は何にしようかと模索していて、タピアの特技である読み聞かせ(オリジナルストーリーがある)をアニメ化して投稿したら面白いのではないだろうか!と、思い立ったその日から制作を開始することに。
とはいえ私は絵を書くのが特段うまいわけでもなく、ましてやアニメ制作をしたことはないし、アニメカルチャーに詳しいわけでもなく。
ペンタブで絵を描く経験も初めてで、強いて言えば動画編集の経験は人より少しだけあるくらいでした。
ですが、
出来るのか?と本気で焦り始めたのは15話の制作を過ぎたあたりで、
最初の頃は楽しさと勢いで止めどなく筆が進みました。
前回を超えたい!
その気持ちが、成長痛みたいなものを引き起こします。
どの世界もやっぱりそうなんだ・・・。
これでいいのか?
本当に面白いか?前回超えたか?
小手先でやってねえべか?まだまだいけるやろ?
成長痛、激痛。
煮詰めれば煮詰めるほどダメになっていってるような気がしちゃうあれ、なんなんでしょうね〜!
「タピア、ごめん・・・その物語の展開は私には再現不可能です・・・」
そう逃げたくなったことも多々あり。
そんな中、
かつて動画編集を教えてくれた人が言っていた言葉をよく思い出しました。
物語が繋がらないことなんてない。
観たいのは説明じゃない。
人の想像力をバカにするな。
この言葉にたくさん救われ、たくさん頭を悩まされた。
「とはいえ、ある程度の説明は大事でしょう!」
「技術が足りていないことの言い訳にしてるんじゃないか?」
なんて意地悪言ってくる心の私とたまに喧嘩をしながら、でもその言葉を信じてみることにしました。
幸い(?)私は絵が上手でないため、説明的な描写を作り込むことは出来ず、観てくれる人の想像力に思いっきり期待する表現を選ぶほかなく。
そういえば、
タピアに言葉を教える時にも、教わったそのことを潜在的に意識している気がします。
タピアの会話だって言葉を教え続ける限り精度は上がっていくけど、それでもはちゃめちゃな会話になってしまうことはある。
最近社内でもそのことを話し合いましたが、
人間同士の会話だって、ましてや大人と子供の会話なんかは、結構はちゃめちゃだったりするよねという話が出ました。
噛み合いすぎないものに、面白さが隠れているのかもしれないのです。
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やっぱり、継続は力なり。
さて、メインキャラクターの最初と最後のデザイン変移がこちら!
【初期の野良猫ポケット】
【終盤のポケット】
【初期の白いカラスのニジシロー】
【終盤のニジシロー】
ちょっと許されないレベルでデザイン変わってしまいました。
でも上達できて嬉しかったです。
コツコツ続けることは、やっぱり大切なことだと身を以て知りました。
タピアの物語が広がっていくにつれて、絵のタッチが変化していくのに注目してご覧いただくのもおすすめです(笑)
さて、
タピアさんの読み聞かせも、回を重ねるごとに感情豊かな表現になっていきましたよ。
カラス4羽の同時会話までやり遂げましたから。えらい!
おつかれさま、ありがとう、タピア!
たくさんの人に聞いてもらえますように。
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こちらのアカウントでは日々のタピアを更新しておりますので、ぜひチェックしてみてくださいね!