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甘い朝ごはんと小さな自由。

高校生の頃、留学先で初めて出会った自分で用意する朝ごはん。
それまでは母が当たり前のように準備してくれた朝ごはんは、留学先では小さいリンゴや、シリアル、オートミール、そしてトースト。パンは白い食パンとレーズンブレッド。

ここで、『自由』を体験する事に。

バターどれだけ塗ってもいいの!


笑っちゃうんだけど、親からは、それは塗りすぎだとか、たくさん塗らないようにしなさいよ、とかいわゆる小言…みたいな事を言われてたのに、ここでは言われない!!
バター塗り放題、おまけに数キロ先のお隣さんが蜂蜜農場だったこともあり、濃厚なハチミツもある。

そこで私がハマったのは、
①レーズンブレッドを焼いて
②バターを塗って、
③シナモンシュガーを振りかけて
④その上にハチミツ。

無言でむさぼる美味しさ。多めのバターと、この組み合わせは天才、自画自賛。



シナモンシュガーなんて洒落たものは田舎の実家にはなかったし、こんなに好き放題載せられるトーストなんて今まで食べた事ない!
…というわけで、毎日毎朝、レーズンブレッドがなくなるまでそれは続いて、時には白い食パンでもやってみるんだけど、レーズンブレッドの勝ち。圧倒的勝利。書いてたらまた食べたくなってきたなぁ。
どれが欠けてもダメで、材料が揃った時だけ食べられる『自由の味』。



あぁ、今うちには、シナモンシュガーしかない。


#イチオシのおいしい一品

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