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『世界一楽しい決算書の読み方』感想

夫(本業は財務)から無言で渡された本書。

フラグはありました。
先月末くらいから、夫婦で財布を分けていたのをやめ、
Excelで収支を管理する運用に変更しました。
その際、夫が我々のExcelの家計簿にも「貸借対照表(バランスシート/BS) 」と「損益計算書(PL)」のページを追加して、
「俺、これみながら、たぬき(私)と会話したい。その方が面白いと思う」
と言われました。しかし、
私は数字の計算が大の苦手。
今まで夫から何回か、会計や財務の面白さについて熱弁されているのですが、簿記の3級の勉強も最初の数ページで挫折してしまうくらいの人間でした。
過去に私の上司から「法人営業職をしているなら決算書くらい読めないとダメだよ」「なんなら株やれ。世の中のビジネスに興味を持て」って言われたこともありますがそれもスルーしてしまったこともあります。

今回夫はそんな私のレベルにあわせて
わざわざ本屋に行って探してくれたみたいです。
渡されたタイミングでは別の本を読んでいたのですが、
そちらを終わらせて、重い腰(?やる気?会計なんて勉強したいって全く思ってなかったんだけどどうしよう?という後ろ向きな気持ち)をなんとか押し上げて、読んでみました。

結論としてはとてもわかりやすくよかったです!

まずチャプターは以下の5つに分けられて、項目の細かいところに触れる(覚える)というよりかはざっくりB/S、P/L、C/Sの役割と繋がりを把握することができます。

目次
■Chapter 0 introduction;決算書の全体像って?
■Chapter 1 貸借対照表(B/S)ってどんなもの?
■Chapter 2 損益計算書(P/L)ってどんなもの?
■Chapter 3 キャッシュ・フロー計算書(C/S)ってどんなもの?
■Chapter 4 B/S+P/L複合問題に挑め!

引用元:honto (https://honto.jp/netstore/pd-book_30220773.html)

また、
・図解が豊富
・とてもカラフル
・実在する企業(ニトリ・日産自動車・セブンイレブン・Sansanなど)のデータを用いた会計クイズの数々
・会計クイズを解く登場人物が投資家・銀行マン・営業職・就活生など多岐に渡り、多様な視点を得ることができる
など、初心者が会計について最初に読む本としてはとてもわかりやすい本だと思いました。簿記3級のテキストを完走できなかった私がこの本を完走できたのはすごい。ひとえに文章のわかりやすさと上記に挙げたようなビジュアライズ、実在する企業を取り上げることによるイメージのしやすさによるものだと思いました。決算書をみながら企業の事業戦略やお金の調達の仕方なども知ることができるというのはとても面白いと思いました。

もちろん、日本語なのに馴染みがなさすぎてわからない単語や説明はまだありますし、咀嚼できていないところもあります。

読む前からそうなることを予想し、
わからなかったところには付箋を貼っておいたので
まとめて夫に質問してみようと思います。
そしてもう一度読んだ上で、著者が展開しているTwitter上の会計クイズにも取り組んでみたいと思います。

読了後30分しか経っていないのでさらっとな感想となりますが、
以上となります!

この本の次に読んでみるべき本でおすすめなどあれば
ぜひ教えてください♪

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