自分を運ぶ
子どもの頃砂を小さな山にしてその真ん中に棒を立てて、じゃんけんで勝った順番にその砂を少しずつ取り合って棒が倒れてしまったら負け、っていう遊びをしたことがあります。少し湿り気のある砂でしないとすぐに棒は倒れてしまう。最後のちょっとずつちょとずつ、の時が一番ドキドキする遊びでした。
結婚していろんなことがあるうちにその遊びの棒のような気持で生きている人が存在していることに気が付いてしまいました。
私自身にもにもそういう面があると、あったと、思います。
まだ小さな足しか生えていないから自分自身を運ぶのは難しかったりします。
だからすりこ木くらいの棒を菜箸くらいに変えて、菜箸くらいの棒を割りばしくらいに変えて、割りばしくらいの棒をつまようじくらいに変えて、自分の足でも運べるような状態に変えて進んで行くしかありません。
それでもやっぱり無理矢理にたくさんの砂を集めてドドーーん!ってしてるより、ホッソホソでも自分の足で立って歩ける自分でいないと不安から間違ったことの方に進んでしまって戻れなくなってしまうから、ちっちゃいちっちゃいつまようじ、それだけの自分でもちゃんと立って歩けるように、そして強い風が吹いた時助けてくれる人がいたら、心から感謝の気持ちを持てるようにつまようじとして、まずはつまようじとして、精一杯頑張ります。
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画像はトミヤマジュンコさんにお借りしました。ありがとうございます。
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