優しい話し方・人を育てる話し方~クッション話法~ビジ単【#8】
はじめに
「話す」という行為は、人間同士のコミュニケーションに欠かせないものです。
「話す」という行為は、相手の心を大きく刺激するものです。
その「話す」という行為には、相手を傷つけない・成長させる話し方があります。それが”クッション話法”と呼ばれるものです。
クッション話法には、主に3つのものがあります
クッション話法①:Yes But 話法
Yes But 話法は、ポジティブ→ネガティブの順にものごとを伝える話法です。
ミスをした部下Bくんに話す上司Aさんの例でみてみましょう。
B「ミスをしてしまい、すみませんでした……」
A「企画書の段階では、とてもすばらしいものだったよ。ただ、予算の組み方がよくなかったね。」
A「そうですね、次回は頑張ります!」
といった具合です。相手の良かったところを褒めつつ、ミスしたところを教えています。
クッション話法②:Yes And 話法
Yes And 話法は、ポジティブ→ネガティブを直せるといいなという話法です。
こちらも、BくんとAさんの例でみてみます。
B「ミスをしてしまい、すみませんでした……」
A「企画書の段階では、とてもすばらしいものだったよ。ただ、予算の組み方がよくなかったね。次からは、私のところに1度みせにきてもいいよ。」
A「ありがとうございます!」
となります。相手の良かったところを褒めつつ、次回へのアドバイスを提示しています。
クッション話法③:Yes How 話法
Yes How 話法は、ポジティブ→どうしたらいいかを伝える話法です。三度、例をみていきます。
B「ミスをしてしまい、すみませんでした……」
A「企画書の段階では、とてもすばらしいものだったよ。どこが良くなくて、どうすれば改善できると思う?」
A「そうですね……予算の組み方が甘かったです。次からは、アンケートやSNSからきちんとニーズを見極めようと思います!」
という具合です。相手の良かったところを褒めつつ、次回はどうしたらよいかを相手に考えさせています。
目的によって変えよう!
上で述べたように、それぞれ使い時がちがうと思われます。シーンごとにうまく使い分けていきましょう!もちろん、いつでもどこでも優しい話法でうまくいくかはわかりません笑
おわりに
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。3つのクッション話法で優しい話し方を身につけましょう!
このビジ単がのっている本→ぼくの教科書【#4】アウトプット大全