夕方コラム「路上ライブの奇跡」
午前中から午後にかけ、断捨離した物を大きな大きな袋に三つ。抱えて自宅を出て、仙台駅を通過しようとした。すぐ近くのリサイクルショップに向かっている。
駅を出て、広場に出ると若い女の子が路上ライブをしているのが目に入った。すごい荷物だったので、一旦そのまま通過した。
リサイクルショップを後にして駅に戻る。女の子がまだ歌っていた。娘が
「聴いてみたい!」
というので、私は娘と路上ライブを鑑賞した。今まで足を止める事はなかったのだけど、すごく小柄でキュートな女の子がアコースティックギターを抱える姿がとても可愛らしかったので最後まで聴いてみた。昔懐かしいポップスや、オリジナル曲を歌っていた。
大阪から全国を回っているらしい。歌う歌声はパワフルでかっこよかった!
路上ライブの確率はなかなか運命的な気がする。女の子が何もしないでいたら、ただの女の子で仙台駅の前で会うことも無かっただろう。色んな偶然が重なる。
①大阪からミュージシャンの子が仙台駅で路上ライブをしている
②私は午前中から断捨離をしていて、午後のこの時間にやっと作業を終えて出かけた、仙台駅を通った
③仙台駅の西口、2階正面出口を出て女の子の前を通った
④もう一度通ったら娘が聴いてみたい、という
毎日、多分、数秒、数分の何かが働いて私たちの人生の中の一日は積み重ねられているのではないだろうか。
この道を通った、このお店に入った、この電車に乗った、このテレビを観てる、この映画を観た、上手く説明できないけど、色んな奇跡が積み重なり必然を作り上げてる?
だとしたら、どんなに小さな事でも様々な行動が未来に繋がってるんじゃないかな。
とっても素敵。
そんな事を感じた夕方だった。
(美晴さんTwitter)
https://mobile.twitter.com/mipon_pon_pon
(MacBook)