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感想文「さくらださんとおこさん」

2014年に出版されたあやまんJAPANファンタジスタさくらださんの育児本

1.さくらださんの子育て見たくなった

「さくらださんとおこさん」は2014年に宝島社より出版された、あやまんJAPANおっぱい担当だった、ファンタジスタさくらださんの育児本だ。フリルやレースをあしらったパステルカラーのファンシーな服に身を包み、本のカバーもパステル、中身もパステルだらけの女の子なら一度は手に取りたくなるビジュアルブック仕様の写真多めの育児本。さくらださんのあやまんJAPAN時代の弾けたパフォーマンスを思い浮かべた時、どんな育児本になっているのかとのぞいてみたくなった。

2.さくらださんの妊婦生活

さくらださんの妊婦生活は、さくらださんのパフォーマンスとは全く真逆で、事細かに気をつけていてとても感心してしまった。バランスの取れた食事に、健康管理、体の変化など、きちんと気をつけて過ごされているのがよくわかるしっかりしたマタニティライフだった。テレビで観るさくらださんからは想像がつかないが、妊娠日数を重ねるにつれ、大きくなる母性愛、子供の誕生を心待ちにする夫婦の姿など、親しみが湧くような内容だった。ファッションはどうか?ファッションはとても自由、マタニティウェアは既成の妊婦服はあまり着用せず、一般的な洋服をうまく組み合わせてさくらださんらしく着用していた。

3.なかなかおもしろかった

私がこの本を買ったのは娘が生まれてすぐなので、およそ8年前かと思う。仕事柄、金髪などはチャレンジ出来ない職業だったが、2人目の娘を妊娠した際は、1人目の時は出来なかった人生初のヘアスタイルにチャレンジした。初めて金髪のショートヘアだ。だから、さくらださんが、いろんな髪色で、自由な服装で出産後も赤ちゃんと過ごしている姿はキラキラ眩しく見え共感できた。妊娠しても出産しても、母になったからといっておしゃれを諦めなくていい、年齢にとらわれなくていい、そんな気持ちが起こるような元気がもらえる内容だ。

4.らしくはなくていい

さくらださんのルックスは一般的にいうと、お母さんっぽくは見えない。けれど溢れる母性と家族愛がとても感じられてすごく良い本だった。母親らしく、とかよく聞くけれど、私は母親らしさは子供が決めてくれる、そんなふうに感じている。

初めて子供を授かると、母親らしくしなさいと年長者に言われたり、また、周囲に思われているのではないかと何かに怯えていたような気がする。そんなプレッシャーから逃れたくなったりもしたが、私はシングルになってから真剣に育児をしている。必死に向き合って見えてきたのは、ワンオペ育児、ワンオペ育児、とよく耳にするが夫婦の場合、実は少しは軽減されているかもしれないよ、と教えてあげたい。もし悩むような時は一度立ち止まり、よく話し合ったり、深呼吸をして少しのんびりしてほしい。

私は現在ひとりになり、本当の意味でのワンオペ育児になってしまった。けどそんな時に娘に「だいぶ母親らしくなった」と太鼓判を押されて嬉しかった。だから、周囲から言われる母親らしく、なんて言葉や、思い込みには騙されず、子供を通して湧き上がる母性を大切にして、子供に太鼓判を押される事を目標にすると育児がとても楽しくなる。大変だけどご褒美だと思っている。

(MacBook)

自由奔放でだけど愛がいっぱいの育児本

上:さくらださんとおこさん

時々読み返すとパワーをもらえる。

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