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「いま、この瞬間を生きる」 娘が教えてくれたこと。
2020年11月、第一子となる娘が生まれて、僕は父親になりました。わからないことだらけで日々てんてこ舞いになりながら、同居している妻の両親にサポートしてもらいつつ、妻と一緒に初めての子育てを楽しんでいます。
父親になって感じることが、「子どもに教わることは多い」ということ。なかでも特に「いま、この瞬間を生きる」ということに関して、子どもはプロだと思っています。
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仕事の生産性をあげるため、日々の生活を楽しむためにマインドフルネスに興味を持ち、取り組んでいたことがありました。
その中で特に惹かれていたのが、「いま、この瞬間を生きる」という考え方。僕は一時期、情報や、モノや、仕事…常にいろいろなものに囲まれている感じがして、一つ一つのことに集中できていないことがありました。
マインドフルネスを知り、「何もやらない時間を作る」「マルチタスクはやめて、シングルタスクを徹底する」「モノを減らす」「瞑想する」などを取り入れ、1つの物事に集中していくことの大切さを学びました。
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生後4ヶ月の娘を見ていると、「いま、この瞬間」のことだけしか頭にないことが非常によく伝わってきます。こっちがビックリするぐらいの大声で泣き叫んでいたとしても、抱っこをしてあげると、ケロッとした顔。
逆に、1秒前まで楽しく笑っていたハズなのに、お腹が空いたことに気がついたのか、とんでもないボリュームで泣き始める。ミルクをあげれば夢中で飲み続け、飲み終わればごきげんな顔。
娘が、「いま、この瞬間を生きる」ということのお手本をいつも僕に見せてくれています。どんなに素晴らしい本からも、どんなに素晴らしい講師からも学べない感覚です。
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30代半ばになって、「感情」というものもあまり表現しないようになっていたことに気づきました。
元々は何も考えず笑ったり、怒ったり、泣いたりするタイプだったのですが、社会に出て、大人になるにつれ「ここで怒ったらダメだ」「感情を出してはダメだ」と自制することが習慣になっていたように感じます。
娘の出産のときには妻の陣痛に耐える姿をみて自然と涙が溢れました。生まれてきた姿を見て、心から喜びました。こんなに毎日が楽しいということを、娘が教えてくれました。もっと、感情に従ってもいいのかな。
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そして、今までの「当たり前」を再度見直すようになりました。今までは当たり前に続けていたことですが、「本当に今を楽しみ、今を生きているのか」という疑問が湧いてきています。
じゃあ即転職だ!というワケではなく、まずは自分の考えや、スキなこと、得意なことを見つめ直してみることから始めようと思い、noteを書くことにしました。
とにかく今は、自分の楽しい、好きだと思えることにどんどん挑戦してみよう。それがきっと、「今を生きる」ことにつながる。そんな風に考えるようになったのも、娘のおかげです。
とりとめのない文章になってしまいましたが、ここまで読んでいただきありがとうございました。
それでは、また。
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