金子みすゞの生れ故郷・仙崎 取材レポート⑦お焼香トリビア
焼香って、武士のもので、庶民はしなかったそうな。
で、武家には、”家のお香”があったとか。
庶民も葬儀で”焼香”をするようになったが、”家のお香”はない。
焼香台のお香を借りるので、台に”お香”の借り賃を置くようになったのがお香典なのだそうです。
ガイドの坂本和磨さんに、極楽寺で教わりました。
お寺にお邪魔したらまず、ご本尊さんにお参りしますよね。
私もお線香をあげさせていただき、台に借り賃の100円を置いてきました。
極楽寺には、青海島・通(かよい)にある鯨墓の墓銘と同じ鯨位牌があります。
右が元々の、左のは北朝鮮に拿捕された漁師さんが、無事帰ってこられた時に寄進したもの。
極楽寺は、金子みすゞが詩に書いたお寺です。
土ざくらは俗称で、学術名は別にある桜があるそうです。これが桜?というような鈴蘭みたいに小さな花が固まって咲きます。
その桜を、お地蔵様の所に植えたけれど枯れてしまったそうな。
ちょうど八重桜が咲いていました。木が若いので、みすゞが詩に書いた八重桜ではないでしょうが。
ご挨拶させていただいた木村聖文堂さんでは、香典袋を売っていました!!!
お年玉袋を、少し縦長にしたサイズです。
いつ製造中止になるかわからないそうなので、記念に買ってきました。
金子みすゞの詩を声に出して読み合う”みすゞ塾”へのお土産にします。
きっと誰も欲しがらないだろうけどwww
あ、そうそう、木村聖文堂さんは、みすゞのお家がやっていた本屋の権利を継いだと言われています。
たぶん書店経営に許認可はいらないかと思うので、教科書を扱う権利を引き継いだという意味かなと思います。
聖文堂さんについては、明日に続く。