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【LINEコラム】身体づくりの基礎 -運動編-(2021.07.29配信)
こんにちは。
『心と身体の健康が第一』なキャリア構築と組織経営で健康寿命を延ばしたいライフデザイントレーナーの丹後友里です(@LDT_ytango0630)。
北海道は連日『北海道なのに』30℃超えの猛暑が続いています。
暑さが苦手な私は、
◎移動は朝・夕方の気温が低い時
◎家にいる時は冷房を常時稼働
しながら日々の生活を乗り切っています。
さて、今週のコラムのテーマも先週に引き続き、
【 身体づくり】をテーマにした【 運動習慣のつくり方 】です。
在宅勤務で運動の機会が減っているという方やもともとデスクワークで日頃から運動不足という皆さんに向けた運動不足解消のコツをお届けします。
『運動不足を解消するために運動する』
これは間違っていませんが、あることを気をつけないとケガにつながってしまいます。それは、
『運動不足の身体は運動に適した身体ではない』
ということです。
端的に言うと、運動不足の身体って『硬い』んですね。
これを念頭に置いてから運動を始めないと運動で逆にケガをしてしまい、より不調の度合いを増してしまうことになります。
運動不足の身体の特徴は
■ 筋肉が弱っている
「筋肉が無い」という言い方をする人
■ 筋肉が硬い
①使い方に偏りが生じている
=骨格にゆがみがあり姿勢が悪い
=姿勢を維持できない
②水分が摂れていない
③血行が良くない
④②・③の経緯から柔軟性がない
以上のことから『運動するときに上手く使いにくい』状態になっていると言えます。また、運動の『作業』はすることはできますが、運動の『効果』が出にくいという状態ですね。
だからこそ、せっかく忙しい中で時間を作って行う運動の効果をしっかり感じるためにも、事前の準備が必要です。それが
◎水分補給
◎深呼吸
◎身体を温める
+
『ストレッチ』です。
[ 1 ] 水分補給
人間の身体をつくっている構成物で大半を占めるのが『水』です。
(人間の身体は7割が水でできています)
運動不足の身体では水分補給も少ないため、水分の貯蔵庫でもある筋肉から血管にどんどん水分を持って行かれてしまい(浸透圧)、結果筋肉が『使い古した輪ゴム』のようにぼそぼそした伸縮性の無い筋肉になります。
その状態で運動をしてしまうと、筋肉をつくっている筋繊維がブチブチと無残にも引きちぎられてしまい、ケガにつながってしまいます。
ですので、まずは運動する前に(日頃から)水分を摂るようにしましょう。
[ 2 ] 深呼吸
呼吸が浅いと血液の中の酸素濃度が低くなり、身体の全細胞に栄養が行き渡りにくくなります。
運動不足で筋肉が硬くなり、血流が悪くなって酸素不足になると脳では酸欠状態になり『頭痛』が起きます(緊張型頭痛の正体は『酸欠』と言われています)。
呼吸を常に深呼吸のように大きくやるというのではなく、日頃から呼吸が浅くならないよう1~2時間に1度は1分間深呼吸をするようにすると、酸欠にならず栄養を全身に行き渡らせやすくすることができるようになります。
[ 3 ] 身体を温める
筋肉が無い=体温が低いと言っても過言ではありません。
筋肉は体温になる熱をつくる動力源。この働きが弱いと熱がつくれず体温は低いままです。冷えている身体は柔軟性が少なく硬くなっているため、
無理やり動かそうとすると筋繊維が壊れ、無駄に身体に負担がかかってしまい、運動の効果を得るどころかかえってそがれてしまいます。
外部から熱を取り入れて身体を柔らかくし、動かしやすい環境をつくることが肝要です(普通のヨガよりもホットヨガの方が身体に負担がかかりにくい理由がこれです)。
この時ポイントになるのが、『温める場所』。『太い動脈』がある場所を温めるのがよいです。身近な場所で言うと
◎お腹
◎股関節(ズボンの前ポケット部分)
が良いですね。
よくレギンスやタイツなどを履いている方がいますが、そうしたものでは『外側』しか温めることができないので、冷えをつくっている『根本的な解決』になりません。
健康な身体をつくるためには『中身から変えていくこと』が重要です。付け焼き刃的な対処法はその場では何とかなりますが、持続的な効果は得にくいのです。
モノに頼らなくても自分の身体を自分でケアできる習慣を持ちましょう。
さて、これら3つができて、ようやく準備運動を始める準備が整いました。ここから実際の運動に向けて『準備運動』をしていきます。
在宅勤務やリモートワークなどでなかなか外出が難しいという方。
日頃からあまり運動する習慣がないという方は、まず『ストレッチ』から始めていきましょう!
『健康になる』というと、健康=ダイエット(身体を絞る)という考えにいきつきやすいのですが、そうではありません。『健康になる』ということは『病気やケガをしない身体をつくる』ということです。
こうした運動の基礎をないがしろにしたまま、筋トレやランニングを始めてもかえって不健康になってしまいます。ダイエットや減量・美容・パフォーマンスアップは、あくまで『健康の副産物』です。
副産物を目標にするのではなく、健康的な身体づくりを通してどんなことを楽しみたいのか?『身体づくり』はあなたの人生を豊かにするための『ツール』です。ぜひ一度、ご自身の健康管理についてふりかえってみてください。
今週も長々とお読みくださりありがとうございました。
少しでも皆さんの健康力向上にお役立てできれば嬉しいです。
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