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【LINEコラム】腰痛の新常識!筋トレでもなく柔軟性でもない『腰痛の改善』に必要なこと(2021.11.11配信)
こんにちは!
世の中の方々が抱える不調を根本から改善し健康寿命を延ばして人生の充実をサポートするライフデザイントレーナーの丹後友里です(@tanchan0630)。
いよいよ冬本番を迎えようとしている地元札幌。
10月に雪が降らなかったこともあり、例年より長く秋を感じています。
寒くなってくると身体は冷えて硬くなりやすくなり、不調は改善しにくくなります。
少しでも暖かさが残っている内に、不調のケア・改善の習慣を身につけていきましょう。そんな私が最近(灯油代をケチってストーブをつけずに)身体を温める方法として試しているのが、
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これを使って……
最近寒くなってきたので湯船に浸かる頻度を増やしてます。健康効果的には『38~40℃のお湯』と言いますが、浴室が寒い・入る人の身体が冷え切っている場合は+5℃くらい高めのお湯を。そうすることで入った時に『40℃』になればいいかなと。笑 結果、体温が1℃上がって活動時間の日中も冷え知らずに。
— 丹後 友里|働く人の場と健康づくりをサポート (@tanchan0630) November 9, 2021
こんなことをしています。笑
ですが、これ本当に結構効いているなと実感しているんです。日中の冷えは感じないですし、体温は高くなるので身体を動かしても『ギシギシ』する筋肉のきしみのようなものは感じません。
ぜひ皆さんも試してみてください(*^^*)/
それでは早速今週のコラムに入っていきましょう!
ということで今週は9月のコラムでも書いた『不調の治りづらさ』から代表的な疾患ともいえる『腰痛』について、こちらの記事の内容を元に新しい情報をお届けしていきます。
皆さんは、腰痛に悩まされた経験はあるでしょうか?
私自身も社会人になってから一時期腰痛に悩まされたことがあります。
腰痛・肩こりについてはもはや国民病ともいえるレベルで、多くの方が日々悩まされているようです。
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腰痛については、これまで『全体の85%は原因不明』と言われてきました(1990年代まで)が、最近では研究が進み『全体の75%が診断可能(原因不明は22%に留まる)』という研究結果になったそうです。
そんな腰痛。どうやったら軽くなったり、痛みが無くなるのか。
次の要点を注意することが重要なポイントになります。
腰痛について間違った知識を実践しないこと
⇩
【 腰痛に関するよくある誤った情報の例 】
✖ 腰痛は加齢現象だから仕方ない
✖ 筋肉をつければ腰痛は改善する
✖ 柔軟性をつければ腰痛は改善する
✖ 腰痛の多くは原因不明である
これは腰痛に限らずですが、SNSやインターネットの普及拡大によりたくさん人の発言が世に出回ってしまっていることから、さまざまな誤情報に惑わされてしまっている人が多いのではないかと思っています。
私自身も日頃からSNSを通してさまざまな情報発信を見ていますが、やはり専門的な知識を持っていない人がポッと出の言葉であたかも「これが原因かも!」みたいなことを見つけて、その投稿にいいねがたくさんついているのを見るとある種の恐怖を感じます。
私自身も発信する上で気をつけないといけないことですが、基本的に健康・病気疾患・医療に関する発言については『医療資格を持っている人=国から医療(に該当する)行為が行えると認められた人』からの言葉を最優先に情報を取得することが大事だと考えています。
今回の記事でも『腰痛対策は誤情報からの修正』が基盤となると仰っていることから、やはり医療や健康に関する発言について目にした時は『誰(何の仕事をしている人)』かを見極め、『専門家』の発言か否かを判断してから情報を活用していくことが大事になると言えます。
(もちろん有資格者の中にもピンからキリがいますが、少なくとも医療人以外の方と比べると情報内容の正確性は格段に違うと考えています)
『自分の健康管理に活かす情報の取捨選択』。これがあっての知識の活用⇒健康力の向上となり、ヘルスリテラシーの向上になります。
そして次に意識すべき点は『腰痛の原因の要素』が何であるか、ということ。私個人の見解はこんな感じ。
腰痛の原因を大きく分けると
◎筋肉性のもの
◎骨(形状・強度)によるもの
◎精神的なもの
割とよく言われるのが『筋肉の脆弱性』ですが、根本的に『人間の身体を支えている』ものは筋肉ではなく『骨』です。
筋肉の役目はもともと『骨と骨(関節)の動きをつくる』ものであって、身体を支えるものではありません。体幹や下半身の筋肉は立って歩いたり、姿勢を保つために使われることもありますが、基本的に中心となって支えるのは『骨』です。
これを念頭に置いて考えると、まず腰痛で考えることは『骨の形状の問題』になります。
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そして多くの方が見落としがちなのが、これら脊椎の骨が同じ形状である、と思っていること。
形違うんですよ、微妙に。
そして、その違いの差は、『動き方』にも影響します。
例えば『身体を捻る(回旋)』動き。
これは基本的に『胸椎』が得意な構造になっており、『身体を前後に倒す(前屈・後屈)』動きは『腰椎』が得意です。
これを踏まえた上で、日頃の皆さんの身体の使い方をふり返ってみてください。
どんな使い方、していましたか?
骨の形状・得意な動きを理解した上で身体を動かすだけでも、腰痛を引き起こす疾患対策になりますし、逆を言うとそれができないから『骨の形状に異常』が出て、腰痛という警告音が鳴るんですね。
■ 骨の形状に異常が出る腰痛の疾患 ■
![画像6](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/65410635/picture_pc_c392dd519d4e80457b64bc99157b6953.jpg)
【 椎間板ヘルニア 】
これは姿勢が崩れたことにより、脊椎(背骨)の姿勢に偏り(前側)がでてしまって、骨と骨の間に入っているクッション材(椎間板)が押しつぶされて外に飛び出すことで神経が圧迫されて痛みやしびれが出るもの。
・若い人にも多い
・前屈みの姿勢が多い
![画像7](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/65410686/picture_pc_d895241f506296947810ab9140d9aeb2.jpg)
【(腰部)脊柱管狭窄症 】
これは腰の反り感が強まり、脊髄が通る管(脊柱管)が狭くなって神経が圧迫されて痛みやしびれが出るもの。
・高齢者に多い
・前かがみになると楽
=脊柱管のつまりが取れて楽になる
![画像8](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/65410853/picture_pc_9460128899a7f844d2d9ec2410fa9445.jpg)
【 腰椎分離症・すべり症 】
これは腰椎の骨の一部が割れて(折れて)本来の位置からズレることで痛みやしびれが起こる。
・分離症:過度な運動で起こりやすい
・すべり症:加齢変化で起こることもある
ではこうした腰痛の疾患にならないために必要なことは何なのか?
すべての生活シーンの中で
正しい姿勢をつくる
身体の使い方を覚えること
これ一択です。笑
残念なことに、骨の形状に問題が出るということは、裏を返せば身体の使い方(関節の動かし方)を正しく使えていないということ。
ですので、まずは【 正しい形を保つ 】ことからになります。
そしてこれは筋トレやストレッチにも言えることなのですが、
【 骨の形状を正しく保つ = 筋肉を正しく使う 】
ことにつながってきます。なぜか?それは
筋肉がついているのが骨
(正確には筋肉が腱になり骨膜につく)
だからです。筋肉がどこの骨からどういうルートでかつどんな形で別の骨について、どういう動きをしているか。
これを考えながら使うことが、疾患を引き起こさない唯一の方法です。
もちろん筋肉を鍛えたり柔らかくすることも大事です。
筋力が弱くなることで姿勢が崩れて形状に異常が出たり、筋肉が硬くで動きが出せずに無理がかかって痛めてしまう場合もありますが、それよりも『日頃の姿勢の悪さ(=筋肉の過剰な伸縮と骨の変形)』の方が圧倒的な原因であると私は考えます。
ですので、腰痛を治すために最初に挑戦することとして『専門家に身体の使い方をチェックしてもらう』ことから始めてみましょう。
一番いいのは『柔道整復師』の資格を持っている人がいるところ(整骨院)に行くことです。周りに信頼できる整骨院の先生がいるならその先生に診てもらい、正確なアドバイスをいただいてください。
もちろん、私も柔道整復師を持っていますので相談は大歓迎です。
少しでも皆さんの辛い腰痛を和らげるお手伝いができればと思っていますので、気になった方はお気軽に【 腰痛相談 】とメッセージをどうぞ!
今回も長々と最後までお読みくださりありがとうございました。
少しでも皆さんの健康力向上にお役立てできましたら幸いです。
来週は実際により具体的な対策運動について触れていこうと思っていますので、引き続きお楽しみに!
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