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【LINEコラム】健康管理でもPDCAを回そう!仕事やプライベートの充実度が決まる『健康情報活用力』(2022.5.30配信)

こんにちは。
多角的な視点で働く人と企業の健康づくりを実行支援するライフデザインファシリテーターの丹後友里です(@tanchan0630)。

いよいよ明後日から6月ですね。
今週は月末月初で何かと慌ただしい1週間になるかもしれませんが、暑さや気温の寒暖差・天候の崩れなどで不調を来たしやすくなることもあります。
『忙しいから』という理由で休息を後回しにすると、後でとんでもないしっぺ返しがあるかもしれませんので、こまめに休憩と水分補給を行ってがんばりましょう。

そんな今週のコラムのテーマは【 ヘルスリテラシー 】についてです。

皆さんは『ヘルスリテラシー』という言葉を聞いたことはありますか?何となく聞いたことがある、という人はいると思います。
ヘルスリテラシーは端的に言うと『健康情報についての情報リテラシー』になりますが、一定の定義があります。

健康情報を入手し、理解し、評価し、活用するための知識・意欲・能力であり、それによって日常生活におけるヘルスケア・疾病予防・ヘルスプロモーションについて判断したり意思決定をしたりして、生涯を通じて生活の質を維持・向上させることができるもの

( ヘルスリテラシーとは より抜粋)

とされています。また、ヘルスリテラシーには4つの能力にまとめられ、3つの場面で必要になると言われます。その3つとは、

① ヘルスケア
  ⇒ 病気や症状の対処である医学的問題の場面

② 疾病予防
  ⇒ 病気の危険因子に関する予防行為の場面

③ ヘルスプロモーション
  ⇒ 自分を取り巻く人的・物的環境を変える場面

( ヘルスリテラシーとは より抜粋)

具体的な例えで説明すると、「眠れない」という症状を抱えている人を見る時に
① 不眠に対する医学的見解や相談先の選択
② 本人自身の生活スタイルやストレス内容
③ 家庭・職場・交友関係など生活環境

という3つの視点に分類することができるんですね。

本人だけでなく環境に問題にある場合は、その環境に働きかける必要があるということです。本人だけを責めるのは犠牲者非難というものです。ヘルスリテラシーは「ヘルスケア」の場面だけでなく「ヘルスプロモーション」でも中心的な役割を果たす概念で、環境を変えられる力変えるための活動に参加できる力を指しています

( ヘルスリテラシーとは より抜粋)

という内容を踏まえて改めてお伺いします。



皆さんは『ヘルスリテラシーに基づいた』健康管理、できていますか?



リテラシーと聞くと『どれだけ情報を持っているか』に着目しがちですが、肝心なのは『得た情報を使って、効果を実感(効果検証)して、出てきた反応についてふりかえり、その内容を次の行動へ反映させる』ことが本来の健康管理ではないかと思っています。

「健康管理していますか?」と聞くと、「毎朝走ってるよ!」「糖質控えめな食事気をつけてます!」という内容を目にしますが、その健康づくり行動に取り組んでいる事実だけで満足していませんか?

本来の健康づくり
というのは、

・取り組み内容による効果を正確に把握する
・それが『健康診断の数値』に
 どれだけ変化を与えているか確認できている
・それを基に次の行動計画を考え実施できている

というところまで自覚・把握して計画的に健康づくりのPDCAを回して取り組めているでしょうか?

少しだけ私の話をさせていただきますと、私は昨年の健康診断で初めて引っ掛かりました。その時に引っ掛かった項目は『肝臓(肝機能)の数値』です。基準値から少しオーバーしたくらいでしたが、『要検査』という判定。今までそんなことは一度も無かっただけにすごくショックでした。しかしそこで私が取った行動は

① 異常値を示した数値の内容が何の機能を指すのか
  それが高いとどんな病気が考えられるのかを調べた
② ①でわかった病気の予防行動を始めた
③ 再検査のために病院受診の予約を取った

になります。より具体的にどんなことをしたかというと、

① 異常値を示したAST(GOT)ALT(GPT)
 『幹細胞でつくられる酵素』。
  貧血などでも高値は見られるが赤血球数は問題ないので
 『脂肪肝』が妥当と考えられる
② 脂肪肝は最終的に肝硬変を引き起こす要因
  食生活改善と運動と睡眠の改善が重要
③ 病院の受診日は1週間後。
  それまでに食生活を見直して数値の変化を見る

という感じ。
1週間後の再検査(血液検査)でも数値は基準値内(少しギリギリ)に収まりましたし、そこからさらに継続して食生活を気をつけていたら、1年後の健康診断では昨年の半分(基準値のど真ん中)にまで減っていました。

運動はほとんどしていません。食生活を変えただけでこの結果です。

実際に私が取り組んだ食生活の改善は3つ。

飲み物を『緑茶(ほうじ茶含む)』にして
 毎日1.5L/日飲んだ(ボトリングサービスの活用)
主食を白米から『100%玄米』に変えた
・コンビニの買い食い対策として
 完全栄養パン『BASE BREAD』の定期購入にした

それぞれの健康効果についてもnoteに書きましたので、良かったらこちらもご覧ください。

という感じで、この体験を通して改めて一番大事だなと感じたことは、自分の身体が抱えている課題に対して、何が本質的な改善策になるのかをしっかりリサーチし、コツコツと取り組むことだと私は確信しました。

大半の方が健康づくりに難航する理由は、『正しく健康づくりをできていない』から。

先述した3つの場面を意識し、それに基づいて行動をすることができれば、不調は短期間で正しく整えられます

これから夏本番に向けて環境は大きく変わっていきます。しかも今年は電力の供給不足でエアコンを使える時間が少なくなる可能性も示唆される中、どうやって自分の健康を守っていくか、皆さん考えていますか?

問題に直面してから考えても後の祭りです。今から課題を把握し、何が必要でどんなことをしなければならないのかを整理しておけるといいのではないかなと私は考えます。




という感じで今週もコラムをお届けしましたが、いかがでしたでしょうか?少しでも皆さんの健康力向上にお役に立てできましたら幸いです。

また、コラムの内容について質問・疑問・感想などはトーク画面よりお気軽に投稿ください (*^^*)/

今週も良い1週間をお過ごしくださいね。




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