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【LINEコラム】背骨ほぐしで体内環境正常化!寝不足やイライラ・飲み過ぎ食べ過ぎの解消をサポートする『背骨ほぐし』を紹介(2022.9.5配信)
こんにちは。
個別×本質的な健康づくりで目標達成をサポートするライフデザインファシリテーターの丹後友里です(@tanchan0630)。
最近、コロナ禍で人の密集を防ぐという名目で閉館していた街中の図書館が復活しているのを見かけました。久しぶりに足を運んでみると、仕事に活かせそうな本を発見。制限時間がある読書スペースでその内容をメモするために何度か通っているのですが、読書にはストレスを軽減する効果があると言われているように、おかげで最近は心穏やかでやる気に満ちた時間を過ごしています。
そして、ストレスが高くなると決まって乱れ修復が難しくなるのが、『自律神経』。人間の生命維持活動に必要不可欠な重要な自律神経は、いったん傷つくとなかなか修復が難しくなります。
今週のコラムは、
【 背骨ほぐしで臓器と自律神経をケア 】
について紹介していきます。
背骨と自律神経。
一見すると「骨と神経って関係あるの?」と思いますが、背骨と自律神経の位置関係は背骨の両脇に自律神経が走っているだけあってかなり密接です。
◎交感神経(興奮や緊張が主な役割)
⇒ 首~腰:背骨の上~真ん中~下
◎副交感神経(リラックスが主な役割)
⇒(脳の一部・)仙骨の中:背骨の下
加えて背骨から各臓器にもつながって、それぞれの働きを活発にさせたり、抑制させたり機能を調整します。
![](https://assets.st-note.com/img/1662343246451-yMEmQ332TY.png)
また、『内臓体性反射』という臓器に負担がかかっているとそれに対応した背中の筋肉が収縮して周りの関節の動きが悪くなるということを考えると、
各場所ごとの背骨に刺激を加える
(背骨を捻じる)
↓
近くを走る自律神経にも一緒に働きかけられる
↓
該当箇所にある臓器が活発になる
という流れにもつながり、結果的に臓器も自律神経も活発になることで身体の調子を整えていくことができるそうです。
例えば、
寝不足やイライラなどストレスを感じると、
心臓や肺とつながる背骨の上部が硬くなる
という記事の内容ですが、これは逆から考えると、
猫背のように背中が丸くなる
(背骨の上部が硬くなる)
↓
肺の動きが鈍くなる
(胸郭が縮こまり肺が動きにくくなる)
↓
酸素を吸い込みにくく、
二酸化炭素を吐き出しにくい
(栄養を補給できずゴミばかり溜まる)
↓
体内環境が悪化
↓
各機能が正常に働かず異常を起こす
↓
交感神経の過剰興奮
(神経細胞が傷つき正常に働けない)
↓
寝不足やイライラ
(休みたいのに休めない)
だから、背骨の上部をほぐすことで各臓器を正常かつ活発に動かせるようにしてあげると、余計な不調にならずに済む、というわけです。それにはこんな形のストレッチがおすすめ ↓ 。
![](https://assets.st-note.com/img/1662344920421-GyEy16tKY0.png)
この時、股関節・膝関節はそれぞれ『90度』の形を
キープすること!(左右10回ずつ)
このゾーンを走る自律神経は心臓や呼吸器系につながっていますので、息を吸って吐きながら開いていくと血中に取り込まれる酸素も増えて、スッキリすると思います。
ちなみに、参考にまでお伝えしておくと、背骨は全部同じ形をしていません。
![](https://assets.st-note.com/img/1662345163633-Bd8lJVoWJD.png?width=1200)
首にある頸椎に至っては、1番目と2番目では『輪投げの輪と棒』のような位置関係にあり、別名を『環椎(1番目)』『軸椎(2番目)』と言ったりもします。そして、それぞれの背骨には『得意な動き方』があるんです。
加えて、先ほどの背骨の上部を捻る写真のように捻じる動作、専門用語では『回旋(かいせん)』といいますが、この回旋が得意なのが『胸椎』、いわゆる背骨になります。ですので、身体を捻る際は、腰を意識するのではなく、胸元の高さにある背骨を動かして捻るイメージで動かしてみてくださいね。
また、『腰を捻る』という表現がありますが、腰椎が得意な動きは前後に倒す動作であり、回旋が大きくできる構造にはなっていません。ではなぜ、腰が捻れるのか。
それは『股関節』と『骨盤』の動きが腰椎に連動するからです。
裏を返すと、腰を捻って腰を痛める人と言うのは、腰が悪いというよりは、『股関節の動きが悪くて捻れずに腰に負担がかかって痛めてしまう』のです。
あとは、頭では腰を捻っているつもりでも、実際は腰がほとんど動いておらず、先述した『胸椎が代償している(代わりに動いてそれっぽく見せている)』ケースですね。
どちらにしろ、本来動くべきところがしっかり動いていなければ、正しい効果は得られません。特に、今回のように、背骨の位置に付随する神経を使うとなれば、いつも以上に頭で思い描く動作を身体で再現できる『内的認識力』が重要になってきます。
「こんな感じかな?」と適当に動かすのではなく、可能なら動かしている状態を直接見れるように鏡の前でやってみることが1番効果的です。
人間の情報収集のおよそ8割は目からですからね。
鏡の前で身体を動かすことで、自分の身体の動きがどれだけできているか自覚しやすいと思います(ヨガやピラティスなどで鏡の前でやるのはそうした意味もあると思われます)。
話が逸れてしまいましたね。元に戻して、
他にどんな動きがあるかと言うと、
![](https://assets.st-note.com/img/1662346829477-LR0pZtG1tC.png)
膝を真上に持ち上げてから
息を吸って吐きながら左脚を右に回してウエストをねじる。
左の肩が浮かないところで止めること。
このゾーンは胃・腸・肝臓に刺激が加わるため、
飲み過ぎや食べ過ぎなどの際に行うのも
いいかもしれません
(左右10回ずつ)
![](https://assets.st-note.com/img/1662346992691-1CXyXrNvwp.png)
左脚を上げ、股関節とひざが直角になるように曲げる。
息を吸って吐きながら左脚を右に倒して腰まわりをねじります。
この時、背中や肩が床から離れないように気をつけて。
このゾーンは子宮や卵巣、膀胱などに刺激が。
月経症状に悩んでいる女性は要チェックですね!
ひと言に背骨と言っても、場所によっては通っている神経や配置されている臓器が異なります。自分の不調がどこから来ているのか、何が原因なのかをしっかり向き合うことで、身体に合った対策が取れるようになります。
ぜひ日頃から自分がどんな体の使い方をしているか、どんな過ごし方をしているかを自覚的になり、不具合があればすぐ対処するようにしていきましょう。
今週も最後までお読みくださりありがとうございました!
今週のコラムが少しでも皆さんの健康力向上にお役に立てできましたら幸いです。
また、コラムの内容についても質問・疑問・感想・コラムのテーマも絶賛募集しています!
『皆さんの関心のあるコラムを配信したい』と思っていますので、ぜひアンケートにも気軽に答えていただけると嬉しいです!
それでは今週も体調管理に気をつけて良い1週間をお過ごしください!
【 今週のコラム参考記事はこちら 】
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