見出し画像

【LINEコラム】『疲労』の新情報!その疲れは『○○○○』の使いすぎだった!(2021.08.12&08.19配信)

こんにちは。
『心と身体の健康が第一』なキャリア構築と組織経営で健康寿命を延ばしたいライフデザイントレーナーの丹後友里です(@LDT_ytango0630)。

今年は例年にないくらいの暑さに見舞われていると思いますが、皆さん体調はいかがですか?私が住んでいる札幌は一昨日から急に気温が急降下し、早朝朝活をするときにはボア付きのパーカーがないと寒いくらい一気に涼しくなりました💦

これから台風の激しさも増してきます。
天候と体調は連動しているところもありますので、ぜひ無理のない生活をお過ごしくださいね。

さて、今週のテーマは【 疲労 】についてです。

先日とあるメールマガジンの記事を拝見した際にとても興味深い記事を見つけたので、皆さんにもシェアしようと思います。

「通勤が減って体を動かさなくなったのに疲れる」
「体がだるくてすっきりしない」
「夜によく眠れない」

最近、このような疲労や不調を訴えて来院する患者さんが増えているそうです。

新型コロナウイルスによって在宅勤務になり運動量は減っているのに疲労感が増している、今夏の酷暑から疲労を感じやすくなっているなど、いろんな要因で『疲労』を感じやすいと思いますが、身体的な疲労感と神経の不調からくる疲労感とでは対処が異なるそうです。

記事で解説している梶本さんいわく、

疲労の原因となるのは、
脳の中でも、呼吸や心拍、血液循環、
体温の調整などを司り、
24時間休みなく働く自律神経です。
その中枢の視床下部と
前帯状回(ぜんたいじょうかい)
と呼ばれる部位が酷使される

ことによって疲労が生じるのです。

とのこと。つまり、簡単に言うと、

【 疲労の原因は『自律神経』(の中枢)の酷使 】

ということになります。
ですので、身体を休めたり、好きなものを食べ物を食べたりするだけでは、疲労が回復しないんですね。

そして、自律神経が酷使されると身体にある物質が放出されます。

それが【 活性酸素 】です。

この活性酸素が少しやっかいで、活性酸素が出ると神経細胞がサビつくそうなんです。それによって神経細胞の働きが弱まり、結果的に自律神経の働き(呼吸・血液循環・体温の調整などの機能)が低下する

だから【 疲れやすくなる 】んですね。

そして、自律神経は24時間常に休みなく稼働する神経。人間の体の中で最も老化しやすいのが自律神経だとも言われ、年齢と共に機能は落ちていきます。

だからこそ、疲労回復に向けたアプローチに『自律神経を労わる・整える習慣を取り入れることが大切なんです。




ではどうすればその疲労感から解放されるのか?
そのアプローチ方法が2つあります。


まずは言わずもがな。『自律神経の酷使』を抑えることから。

これは結論から言うと、『自律神経を正しく使う』ことがポイントになります。

自律神経には交感神経(元気・活動的になる)と副交感神経(リラックス・休む)があります。この2つの神経は、1日を通してそれぞれが『活発になる⇔大人しくなる』の関係性を保持したまま動いています

わかりやすく言うと、
「日中元気に動くとき → 交感神経が活発」
(= 副交感神経は大人しく)
「夜寝る前・寝る時 → 副交感神経が活発」
(= 交感神経は大人しく)

それぞれが優位に働く時間帯によってお互いの働きを邪魔しないように動き方が設計されているんですね。

だからこそ、その『働く時間帯』に対して『そぐわない行動・行為』をするから、本来休むはずの時間帯に休めなかったり、休む時間が少なすぎて回復が追いつけないという事態が引き起ります。

そこで自律神経を正しく使う(=過剰な使い方を抑える)コツが、

🌟 仕事の働き方に左右されず規則正しい生活をする
  → 在宅勤務の日も出社する日でも
   『同じ時間に寝起きする』

🌟 暑さ(寒さ)対策をしっかりして体温調節をする
  →(例)簡易扇風機を持つ・吸水性の下着を着る
      薄い羽織ものを持つなど

🌟 副交感神経が活発になる過ごし方
  (良質な睡眠を取る)をする
  →(例)寝る90分前に38~40℃のお湯に15分浸かる
      寝る2時間前からスマホ・PCは見ない

🌟 朝の内にセロトニンをたくさん確保しておく
  →(例)朝散歩をする・朝食にバナナを食べる
     ※日中摂取したセロトニンの量によって
      メラトニン=睡眠の質を高めるホルモンの
      効能が変わる
     ※バナナには『トリプトファン』という
      体内でセロトニンに変わる成分が豊富

という行動が日々の生活習慣の中にどれだけ組み込めるかということになります。

そして2つ目は『活性酸素を除去・発生を抑える』こと。

活性酸素はストレスを感じると体内に放出されます。血管内ににじみ出た活性酸素は赤血球を破壊『酸素を運ぶ機能』を壊す)します。

(『はたらく細胞Black』よりイメージ画をお届け)

当然酸素が運ばれる量が少なくなれば、体中のあちこりで『酸欠』になり、老廃物の排出はもちろん、毒素が溜まる一方になってしまいます。ですから、この活性酸素の働きを減らす・抑えることが大事です。

そのためには、

🌟 抗酸化作用のある食べ物を食べる
   → ビタミン類(A・C・E)、ポリフェノール、カロテン
   ⇒ ナッツ・かぼちゃ・いわし・さば・豚肉
     大豆・玉ねぎ・緑茶・ごま……など

🌟 軽めの運動(ウォーキング)をする

🌟 お酒・たばこを控える

単に自律神経を休めて調整するだけではダメなんですね。

なぜなら、自律神経の細胞を傷つけて異常な機能をつくっている活性酸素を減らさないと、いくら自律神経を調整しても根本から疲労は回復しないからです。

この2つのアプローチから不調を整えていくことで、根本から元気になっていけます。

目の前の症状の対処に追われないこと。
原因がどこにあって、何が問題なのか。
それらを解消するには何をどうしたらいいのか。

『健康に向き合う』ということは、広い間口から自分に合う『ファーストピンを見つける』ことになります。

今日紹介した方法の中からご自分の生活スタイルに合わせてやれそうなことをやってみてください!



今日も長々とお読みくださりありがとうございました。
少しでも皆さんの健康力向上にお役立てできれば幸いです。


ここから先は

268字 / 2画像
専門家の方が提唱されている健康法にまつわる医学構造をわかりやすく解説した上で、日常生活にも活かせるコラムを配信しています。更新は月に4本を予定。

『人生100年時代』を元気で明るい未来にするために!LINE公式アカウントで配信しているコラム(健康管理に必要な医学的知識と共に日常生活に…