見出し画像

【多すぎ】Webディレクターに求められるスキルとツール総まとめ (14000字)

どうも、TANAYANです。

本記事では、「Webディレクターで求められるスキル」として、私が勤めているWeb制作会社で実際に採用されている「評価基準」も参考にしつつ紹介します。

これからディレクターになりたい方向けにも、抜け漏れなく総まとめ的に書いているつもりです!

なおこちらの記事を公開後、Web制作者なら誰もが知っているhttps://muuuuu.org/を運営しているムラマツさんにも取り上げていただいたのもあり、非常に好評をいただいてます。ありがとうございます!

軽く自己紹介

私は、Webコーダー1年、その後Webディレクター2年、計3年ほどWeb制作に携わっています。歴は浅いものの、一通りの型・方法・進め方は知れたかなという感じです。逆に言えば、型を知ったら型を破るような、自分なりのディレクターを模索中です。

勤めている会社は?

現在勤めている会社は、「仙台 ホームページ制作会社」で調べると、まとめ記事を除いて3番目あたりにでてくる、設立10年以上の宮城県仙台市のWeb制作会社です。会社として個人の名前を出す文化が無いため会社名は伏せますが、社員ブログ、フォロワー1万人越えのデザイナーチームによるX運営や書籍出版、WordPress特化型メディアサイトの運営など、「もしかしてここかな?」と思ってもらえるくらいの発信はしているつもりです。

まずは、下記の「目次」より、ざっと一覧的にご覧下さい。

  • Webディレクターで求められる必須スキル (14選)

  • 特化型になるためのオススメのスキル (4選)

  • 使えると幸せになれるかもしれないツール・スキル (5選)

  • その他、あったら楽になるかもしれないモノ


Webディレクターで求められる必須スキル

さっそく必須スキルからご紹介します。

これらは、Webディレクターに限らず、あらゆる職種において求められるスキルだと思います。細かく分類しているものの相互に作用するスキルでもあるため、まんべんなく意識するのがオススメです。

以下、詳しく説明していきます。

各項目ごとに「普段から意識すること」を記載しています。ここには、私の勤める会社の実際の評価軸・成果の指標としても取り入れている内容でもあります。日々の業務や学習に活用してみてください。


①プロジェクトマネジメント力

「プロジェクトマネジメント力」とは、プロジェクトの成功に向かって、QCDと呼ばれる3つの軸「品質(Quality)」「費用(Cost)」「納期(Delivery)」を中心に管理する力とよく言われます。

Web制作に置き換えると、

  • 品質(Quality):
    デザインの良さ、アクセシビリティ対応、表示速度、保守の容易さ、レスポンシブ最適化、制作中のコミュニケーション体制、公開後のサポート体制、などなど。品質を求めるとキリがないほどありますね。

  • 費用(Cost):
    上記のような品質を予算内でどれだけ調整できるか。赤字だとしてもやるほうが良い場面での「調整力」だったり、できない事はできないとはっきりするといった「決断力」も重要です。

  • 納期(Delivery):
    制作が滞り公開日が遅れるなんてことはあってはなりません。逆に、品質向上のために納期をあえて延ばすことも時には必要です。

これらに注意しながら、プロジェクトの進行やチーム全体を円滑にコントロールします。

-- 普段から意識すること --

  1. 進行管理のルール策定とアップデート:
    ディレクターだけというより、社内全員で密に決めるべきルールでもあります。プロジェクト全体をどう進めていくべきか、日々アップデートが必要です。そのアップデートは、制作チームの意見をもとにディレクターが決め、周知し、実行・改善していきます。

  2. タスク管理:
    ルールを決めたのであれば、それに則って管理を実行する必要があります。制作チーム(デザイナーやコーダー)が制作に専念できるようにタスク管理ツールを活用し続けます。


②提案力

「プレゼン力」とも言えるかもしれません。

クライアントのビジネスを理解した戦略的な「立案力」、クリエイティブなデザインの「アイデア力」、他人のデザインに対する「意見力」など、さまざまな要素に結び付きます。コンペの勝敗も、この提案力にかかってきます。

例えば、数年前に手掛けたサイトについて、「閲覧数が落ちてますね。○○を改善すると良くなるかもしれません」などと提案ついでにクライアントに久々に連絡をすることで、クライアント自身は「作ったままにせず、気にかけてくれてたんだ」となり、それが次の仕事に繋がったりすることもあります。「営業力」とも言えるかもしれませんね。

-- 普段から意識すること --

  1. クライアントのビジネスを理解する:
    クライアントのビジネスがどんなビジネス構造なのか、どうマネタイズしているのかなどの理解が無いと、提案も何もできません。様々な業界のWebサイトを見つつ、サービスやビジョンなどのページも一緒に見ると良いでしょう。

  2. 他人が制作したものに対して最低1つのフィードバックをする:
    例えば、他のディレクターが作成したワイヤーフレームに対して意見を言ったり、より良くなるためのアイデアを提案したり。これには、普段からいろんなサイトを見て、なぜその構成にしたのかなどを問う訓練をしておくことで、即座に提案できるようになります。


ここから先は

11,862字 / 4画像

¥ 500

この記事が参加している募集

いただいたサポートは、私の好きを突き詰めるために全額使わせていただきます。