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#西洋占星術

部分から全部になるための「わかる」

占星術講座を受けている人が、「占星術は、わかった!と思っても、別の時にはわからなくなったりする。」と言っていました。これは大事なことです。

肉体感覚や物質的現実を頼りに生きているところに、占星術のような象徴解釈を必要とする意味や生命力の世界が入ってくると、こんな感じで「わかった」と「わからない」を行ったり来たりします。象徴解釈は過去に依存せず、学んだことは知っていることにはならず、原因と結果とい

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眉毛と4の格闘

眉毛が繋がっている夢をよく見ている時がありました。「なんで私たちは眉毛が繋がってるんだろうね。」と言っていたり、「眉毛は繋がっている方がいい」と言われて繋げられたりします。横線一本になる眉毛は4に関係するようで、つまり個人の意志や個人の主張を表すようです。一本筋が通っている方が、縦軸との折り合いがいいようで、なんでもお任せにしようとするのは4の性質からはズレるみたいです。「私はこういう人だ」「私は

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真ん中でまとめている

土星以遠の天王星、海王星、冥王星の影響は強烈で、今ここにないものを持ち込むので、コントロールできるものではありません。同じように、ティファレトよりも上にあるビナー、コクマー、ケテルの力も個人がコントロールできるものではありません。ですが、生命の樹のど真ん中にティファレトがあり、占星術では太陽が人生の目的を表し、私たちは恒星太陽の腹の中で生きているように、自己という真ん中がすべての力をまとめ上げます

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相性とは

相性とは

夫婦のようなパートナーとの関係というのは、お互いが鏡になり、お互いの在り方を限定していきます。たとえば夫は自分の中の女性性や受動性を妻に投影し、妻は自分の中の男性性や能動性を夫に投影します。

占星術では、太陽を夫、月を妻と考えますが、この太陽と月は能動性と受動性です。出生図の月が火の元素のサインにある夫は、妻に火の元素をやらせます。妻の出生図の月が水の元素であっても火の元素を求められるので、なか

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ゲブラーとネツァクと中年の危機

ゲブラーとネツァクと中年の危機

火星の年齢域である36歳から45歳というのは、金星の年齢域である16歳から25歳の記憶が蘇り、場合によっては金星期でのやり残しが再燃することがあるように思います。生命の樹では、火星はゲブラーで、金星はネツァクです。ゲブラーが押し出すものはネツァクが受け取り、火星期に強く押し出した意志や個性は、金星期の記憶を引き出し、いわば思春期の衝動が呼び起こされるかもしれません。

金星は腎臓に関係し、火星は胆

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12と7のシステム

12と7のシステム

先日の夢では、平面ではなく縦方向のゴルフのようなゲームに参加していました。エレベーターを、指定された回数昇ったり降りたりして、うまいこと1階に着くようにしなくてはいけません。明かりの点いたボタンの階数分進むことになるので、8階に辿り着いたとして、次に何階分昇降するのかわかりません。普通に考えて運任せのゲーム。

私は参加するみんなに、「まず12階まで昇ることが、1階に辿り着く最も近い方法だ。だから

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普遍性に飛び込む

普遍性に飛び込む

個人の物語から飛び出し、普遍的物語へ飛び込むときは、個人を否定するような勢いが必要かもしれない。どんなストーリーであろうと、本人はとても気に入っているものだから、同じことを言い続け、同じような結論に安心して繰り返していても、なかなか気がつきません。自己陶酔的に、楽しんでいるのだからそれでもいいのですが、やはり人間の本性として、螺旋階段を昇って外に出たいとも思うわけです。

夢の内容にもその解釈にも

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7戦車の先に進むこと

7戦車の先に進むこと

7を客観視するのは8で、7戦車の無自覚な勢いを止め、「目的」を持つのが8正義です。7の流れ落ちる勢いに、「なんのために?」と疑問を持つことで8に進むことができますが、その答えを得ることを諦め、また流れ落ちていくことが多いでしょう。

「なんためにお金が欲しいのか」について答えを導き出すよりも、お金儲けに走る方が楽です。自分のことを考えなくていいから。何も考えず「豊かさ」「成功」を求めて走り続けてい

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存在する意義とは

存在する意義とは

なぜ生まれてきたのか、なぜ存在するのか。その意味や意義が分からないというとき、意味も意義も、環境や他者に求めているからです。誰かのためになっている自分、誰かに必要とされている自分がいると、生まれてきた意味を感じます。誰のためにもならず、誰にも必要とされていないと感じるとき、何のために生きているのかわからなくなります。

ヘリオの地球ポイントには、地球に生まれてきた理由と目的がありますが、それすら限

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ヘリオとジオ

ヘリオとジオ

先日、久しぶりにヘリオ講座をしました。ジオにはなんとなく実感があるけれど、ヘリオは「誰この人?」となることは、よくあることかもしれません。肉体を持った私の癖とこだわりが描かれているのが、ジオセントリックチャートなので、ジオを読むだけでも、「知らなかった自分を知る」ことになります。癖とこだわりを客観化、対象化するためにはジオセントリックチャートは大いに役立ちます。

ジオの癖とこだわりが個性になると

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双子座の創造性

双子座の創造性

双子座は3番目のサインなので、4の数字のように、個人を越えたものに吸収されません。小さな個人が集団に抵抗し、集団を凌駕していくのが双子座です。環境を押し返していくという点で、5番目のサイン獅子座と似ていますが、自分の真ん中から広がり周囲を気に留めない獅子座に比べ、双子座は集団や環境の細部に侵入していきます。

3ハウスも双子座と同じような意味を持ちますが、出生図の3ハウスや双子座に天体が多い場合、

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資質を開拓するとは

資質を開拓するとは

牡牛座は資質を開拓するサインですが、どうやって開拓するのか。それは荷物をぶちまけ空っぽになることで、新しいものが入ってくる、つまり掘り起こされるものがあるということです。では荷物をぶちまけるとはどういうことかと言えば、肉体の持つ癖やこだわりを明らかにすることです。資質をどんどん使って消耗していくとは、どんどん癖やこだわりから解放されていくということです。

やりたいことはなにか、できることはなにか

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帰還プログラム

帰還プログラム

占星術もタロットカードも生命の樹も、そもそもが恒星へ回帰するためのプログラムだと言われています。私の場合10代の頃から、占星術は知っているからいつでもできると思っていて、タロットカードはなんだか触っちゃいけない気がしていました。生命の樹は知らなかった。

この帰還プログラムは、アルニタク、シリウスが関係しているわけですが、この作成に関係している場合、占星術もタロットカードも生命の樹も「知っている」

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肝臓と胆汁と火星と木星

肝臓と胆汁と火星と木星

先日の夢では右肋骨下部を強調していて、「まあこんな形もありかな」と思って見ていました。
肋骨は心臓と肺、そして肝臓を守るように包み込んでいます。
最近、肝臓をケアしていたので、ひとまず完了かな。

肝臓は考えたことを実行に移す力で、意志の力です。
東洋医学では「怒」に関係します。
肝臓から出る胆汁は火星なので、肝臓の働きは火星と木星のアスペクトで、ノリのよさにも関係してきます。
何を善にして何を悪

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