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台湾ひとり研究室:翻訳編「#20ゲスト登場!台湾と日本の運命を変えたローズさんとの出会いを語る。」

台湾書籍《大港的女兒》 の翻訳者が、日本版の刊行前後の進捗をリポートしていく有料マガジンです。公開から1週間は無料でお読みいただけます。第20回となる今回は、久しぶりにゲストをお迎えしました。

「ローズさんはね、人あたりがよくて高学歴なのに、自分からは前に出ない。ジーンズにシャツというラフな格好で親しみやすい。あと、声が大きくてよく笑う人でした」

こんなふうに陳柔縉さんのことを表現するのは、台湾のトップコーディネーターとして活躍し、台北のど真ん中でセレクトショップ「你好我好」を営む青木由香さんです。以前から陳さんを「ローズさん」と呼ぶ青木さんに、ずっとお話を伺いたいと思っていました。今回ようやく念願かなってお時間いただき、これまで聞いたことのなかったお話を伺うことができました。

さて、多くの台湾ファンを生み出した青木さんの初めての著書『奇怪ねー 台湾』は、まず2005年に台湾で出版され、日本では2011年に逆輸入という形で出版されました。その冒頭には、当時のローズさんとのやりとりがきっかけで本を出すことになった経緯が明かされています。

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勝手口から見た台湾の姿を、さまざまにお届けすべく活動しています。2023〜24年にかけては日本で刊行予定の翻訳作業が中心ですが、24年には同書の関連イベントを開催したいと考えています。応援団、サポーターとしてご協力いただけたらうれしいです。2023.8.15