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台湾ひとり研究室:翻訳編「#38翻訳原稿の推敲作業で気づいた中→日の訳出ポイント3つ。」

台湾書籍《大港的女兒》 の翻訳者が、日本版の刊行前後の進捗をリポートしていく有料マガジンです。公開から1週間は無料でお読みいただけます。今回は、翻訳原稿を推敲していく中で気づいたことをまとめてみました。

相変わらず推敲作業が続いています。勝手に始めたこの連載、週1で2,000字というのは、ギネス世界記録に認定され、今も連載回数が更新され続けている林真理子さんのエッセイ「夜ふけのなわとび」とほぼ同じ字数。こちとらわずか38回。これだけでヒイハア言っている身としては、平伏すしかないのであります。その世界記録の連載に去年、ひょんなことから名前を載せていただきました。ここでリンクを貼らせていただきます(参考リンク)。

……ええと、推敲作業の話です。

第一稿ができてからというもの、イチから文章の精度をあげる作業が続いています。「#23年始のご挨拶と現在地のご報告。」の中で「彫りの工程:原稿整理と編集」にも書きましたが、適切に読みやすく仕上げていく「彫り」の作業が続いている次第。

作業は後半の後半に突入しています。間違いがないかどうかをネイティブチェックの詹さんにビシバシ指摘をいただく一方で(参照リンク)、読み直して引っかかる部分に手を入れていきます。

その作業をずーっと繰り返していたら、滞りのある場所には一定の法則のようなものがあることに気づきました。そこで今回は、いわば「つまずきやすい」場所をシェアしてみよう、という試みです。

訳出すればいい、わけではない。

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