台湾ひとり研究室:翻訳編「#26台湾の翻訳作業で調べ物に使うツールは?」
ほとんど「知らない」といってもいい地点からスタートする翻訳作業にとって、「調べる」作業は必須です。言葉の訳はもちろん、舞台設定、位置関係、時代背景、職業、食べ物……作品に出てくる事柄は、何はさておき「まず調べる」に始まります。
今回翻訳を進めている《大港的女兒》 は歴史時代小説です。最初の舞台となるのは台湾南部の港湾都市、高雄。今では、台北からでも新幹線で1時間半。東京から電車で青梅へ行く所要時間です。高雄の市内にはライトレールがぐるりと走り、高雄の主要なスポットはそれで回