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Voicyを600回、休まず続けて、自分でも偉いと思う(自画自賛)

謙遜するのが日本人の美徳だと思うので、タイトル見ただけで、げげ、って思う方もいらっしゃるだろうが、まあ、ここはひとつ60代再雇用社員という私の身分にも免じて、ちょっとお付き合いいただきたい。

何度もこれは書いたり、話したりしているのだが、2020年(57歳)で、「新規事業開発部」という新設部署に異動となった。「何か新しいビジネスを始めなさい」というのがミッションだった。

これまで講師一辺倒で来たのに、突然、「新規事業を開発せよ」と言われても、サハラ砂漠のど真ん中で放置され、一人で生還してください、と言われるほどの途方に暮れる話であった。サハラ砂漠がどういうところか知らんけど。

新規事業じゃなくて、新規コースを立ち上げたりして(といっても、一応、「これまではやったことがないスタイル」としての”新奇”性はあった)、なんとかお茶を濁していたのだけれど、「もっと何か新しいもんがあるじゃろ」というプレッシャーがあって、進退窮まる、という状況のある日、そのある日というのは、2022年3月なのだけれど、当時の上司が、突然、1on1中に「淳子さん、音声ってどうなんですかね。オーディブルが流行っているってTVでも何度か見たんだけど」とヒントをくれた。

これがなんかとてもピン!と来た。たぶん、なんとなく自分の中でも「音声」について何等かの情報があったのだと思う。

「はて、それは、なんですか?」
ではなく、
「なるほど!」
と思ったからだ。

それで、もうとにかく「新規事業開発部」の自分が何かしなければ!の一心で、必死に調べまくり、問い合わせしまくり、いくつかの会社の人とも会話して、「Voicyで人材育成の情報発信をすることで、人材育成担当者を応援したり、ファンを増やしたり、自社サービスへの導線作りにもつなげたり、音声と言うもの自体の教育コンテンツとしての可能性を探ったりできるんじゃ?」と思い、急きょ、企画書を仕立てて、意思決定の上層部会議に乗り込んだのであった。もちろん、それ以前に、主要な幹部には、個別に会話して、想いを伝えまくってはいた。

そんなこんなでVoicyのチャンネルを立ち上げたのは、2022年7月。59歳の時で、「定年直前の人に新しいことをさせようというこの会社はおかしい(笑い)」と当時の役員にも訴えてみたが、「それ、何か関係ある?(笑い)」と双方で笑い合い、「すげーな、この会社」って思った次第である。
(厳密にいえば、Voicyのチャンネルを立ち上げたのは、「新規事業」じゃないのだが、でも、誰もまだやっていない「音声」に挑戦するという意味では、「まあ、何か始めたので、これでいいんじゃないか」と思われたらしく、その翌年、「新規事業開発部」は卒業した)

チャンネル開設当初に決めたことがあって、
・週5の放送
・祝日でも放送
・自分が休暇でも放送
・休みは年末年始のみ
ということであって、

なので、雨が降ろうと槍が降ろうと(今のところ降ってない)、雪だろうが台風だろうが、自分がコロナに罹患しようが、夏休み旅行中だろうが、とにかく、毎日放送を続けてきた。

もちろん、一人で頑張っているわけじゃなくて、裏側でマーケティング部門の同僚(TeamVoicyと呼んでいる)の支えとか対談に登場してくれる同僚の協力などもあってのことだが、とにかく、刻み続けて放送600回である。

偉いよ、私(自画自賛)。

就職の面接(22歳、大学4年生)で、
「田中さんの強みは何ですか?」
と聴かれて、
「決めたことは続けます」
と答えたのだけは覚えていて、

三つ子の魂百まで、今でもこうやって「続けている」ことが強みなんである。

誰でもいいから、褒めて欲しい。

放送内容には、出来不出来がある。それは当然だ。
ただ、私が「ああ、今日のはダメだなぁ」と思いつつ配信したものが案外好評でたくさんコメントいただいたり、「渾身の1話!」と思ったものがノーリアクションだったりして、人の琴線に触れるというのは、発信者である私にもまだまだ分からないことがたくさんある。

この600回(約2年半)でいくつか得られたこと、ものがある。

・自分自身の学び直し
・考える力
・リスナーさんというありがたいコミュニティ
・音声によりマナビの可能性
・同僚や社外の様々な方との繋がり
など。

もちろん、会社への貢献にもある程度はなっている。
なので、チャンネルの1年継続も先ごろ決定し、無事、予算も確保できた。
(法人チャンネルは、費用が掛かってます。ナイショの話じゃないので、大丈夫)

チャンネル開設当初から、
「目指せ!フォロワー1万人」
と宣言している。

あと7000人である!
日本の人口が1億2000万人もいるのだから、
どうってことない。

是非、60の手習い、定年再雇用契約社員の私を応援してほしい。
応援=チャンネルフォロー、再生する
がとても嬉しい。

そして、こういう人もいるよ、という会社員定年女子の一つの見本になれればいいなとも思う。(手本じゃないよ、見本だよ)

60歳になって毎日ラジオ放送しているなんて、考えても見なかったが、これはこれで、とても刺激的な日々となっている。

放送1000回を目指して頑張ろう。

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