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Will-Can-Must。「Willはなんですか?」がWillハラスメントに⁉【「日本キャリア・カウンセリング学会」参加記録①】
2024年11月23日(土)、24日(日)、日本キャリア・カウンセリング学会の第29回大会にフル参加しました。どのくらいのフル参加かというと、開会式から閉会式まで漏らさず参加。オンラインでしたが、懇親会以外は全時間帯、くまなく参加しました。(会場は、山梨大学で、対面300、オンライン400くらいだったようです)
そして、結論です。
・とても学びが多く、キャリアコンサルタントとしても人材育成支援者としても参加してよかった。参加する前の自分と参加後の自分では全然くらべものにならない刺激を受けた!
・キャリアコンサルタント登録している方もこれから目指す方も養成講座通学中の方も、第30回大会、絶対に全部出たほうがよい!
さて、これからぼちぼちと学会のレポートしていこうと思いますが、今日は基調講演の宮城まり子先生のお話から。
宮城先生のお話だけで、1週間くらい語れるのですが、今日は一部。
「Will-Can-Mustって考えてもらいますよね」のくだりから。
「Willから入ろうとすると、そんなのない、見つからないという人もいる。だけど、Will大事と言われ過ぎて、もうそれは”Willハラスメント”だ、という声も聴く」
というところから始まりました。(基調講演だとかなり後半部分です)
※あと、正確な再現じゃないです。ノート取っていたものと自分の頭にある記憶から起こしています。
宮城先生は、Canから入るのだそうです。
「Canを棚卸してもらうと、自分が持っているもの、リソースが見えてくる。CCとしても褒める箇所がたくさん見つかる」
「Canを明確にできてくると、自分が持っているリソースの中から、Willを考えやすくなる。Willを考えたら、Mustを見直してみて、すると、あ、このためには、学び直しが必要だな、と思い、リスキリングに着手して、Canが増える。Canが増えるとWillの選択肢や可能性がさらに広がる」
Willからだと、黙ってしまったり、不快にしか思えなかったりする人でも、Canだったら年齢問わず、誰でもある、というのです。
もちろん、「私なんて、何もできませんよ。得意なことなんでないです」と言う方もいらっしゃるでしょうが、それでも、生きてきた中で働いてきた中で「どんなことをしてきたか」を聴けば、あるいは、自分で書き出してみれば、そこで使っている知識や技能、わかってくると思うんですよね。
そうやってCanを見つめてみると、だんだん、私は案外リソースを持っていると気づき、そこを起点にしてWillを考えることができるんじゃないかといったお話をなさっていました。
ああ、そうだなぁ。キャリア研修で、ついつい、「キャリア自律の時代だから、できるだけ自分らしく働くためにもWillを明確にしてみよう」みたいな話をしがちだし、ワークでも「Willを書く」「Willを伝える」といったことをやり勝ちだけど、「Can」、ここ、あまりやっていないかも。全然やってないわけじゃないけど、Willに目が向きがちかも。
企業からの要請としても、「会社からの期待とは別に、個々人がWillをもって働いてほしいので、Willを言語化できるような研修にしてください」と言われたりするし。
・・・というわけで、「Canから始めよ」という宮城先生のお話に、がーんと衝撃を受けたのでした。
(ほかにも「選択理論」とか「どう思うか」の話など、うわー、ひえーと思う(語彙力)箇所がたくさんあったのですが、それはまた、別の日に)
この辺り、Voicyで話してみました。
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