わたしの商店街クエスト「プレクエスト」|Ep.1
こんにちは!
「こども × 街」をテーマに休学中の、
田中桃子です。
先日、
静岡県焼津市で開催された、
「わたしの商店街クエスト」プレクエスト
(通称プレクエ)
に参加してきたので、
この振り返りをまとめていこうと思います。
私がこの記事を届けたい人
焼津につながる人、焼津につながりたい人
商店街クエストに参加したい or 参加しようか悩んでいる人
休学中、休学検討中の人
私の行方を気にかけて応援してくださる皆さま
「こども」「街」「居場所」みたいなキーワードに興味がある人。詳しくは自己紹介へ👇
0.はじめに
①「わたしの商店街クエスト」とは?
プレクエストとは?
実際に経験した私が一言で表現するなら、
です。
【今回の主な概要】
・日程:2024年5月4日(土)〜2024年5月5日(日)
ゴールデンウィーク中の1泊2日
「みんなのアソビバ」と同時開催
・舞台:静岡県焼津市の駅前通り商店街
・対象:全国の大学生・大学院生
今回は7名の学生が集まりました!
・主催:一般社団法人トリナス
「みんなの図書館さんかく」で有名
ちなみに、
主催:一般社団法人トリナスさんのホームページにある「プレクエスト」の紹介はこちら↓↓↓
***
② なぜ応募したのか
「休学中に掲げている自分のミッションに、
ぴったりだったから」
「以前2024年の3月に焼津に滞在し、
また行きたい!と思う場所だったから」
現在休学中の私ですが、
休学中に掲げているミッションが2つあります。
(詳しくはこちら)。
今回は、
商店街を遊び場にする「みんなのアソビバ」というイベントを、自分なりの関わりしろで運営するというテーマでした。
イベントは、商店街を歩行者天国にし、そこに人工芝を敷いて…と、多くの親子連れが行き交う、大規模な企画です。
「街の中でどれだけの子どもたちが、
安心して居られる場所を持っているのか」
という問いを持っている私にとって、
バチーーっとあたる、ピッタリの企画でした。
1.1日目「みんなのアソビバ」準備
①私たちに与えられたミッション
自分なりの関わり方?
うーん…どうしよう。
しかも本番は………明日…!
自分なりの関わり方、つまり、
自分が好きなこと、得意なこと、楽しめることを織り交ぜながら、どうにかして、明日の「みんなのアソビバ」の温度を1℃あげるというものです。
「自分の好きなこと・楽しいことを見つけたい」という思いで休学している私にとって、最初から、頭を悩ませる難題に挑むことになりました。
* * *
②悩んだ末に辿り着いた「くりさんち」
他の学生さんたちが、
着々と準備を進める中、行き詰まっていました。
他の学生さん↓
「商店街の音楽って変えられませんか?
ラジオやりたい!!」
「子どもってジョッキで飲み物とか、憧れるのよね。居酒屋でバイトしてるし、子どもも楽しめる居酒屋とかどうだろうか!」
(みんなすごいなぁ…)
そんな中、私は…
ああああ……
「一人で考えてる場合じゃない!」
「まずは商店街に潜り込まなきゃ!!」
と、目の前にあったハンドメイドのお店「くりさんち」に立ち寄りました。
* * *
③商店街の人の思い × 私がやりたいこと
これが、
「くりさんち」のオーナーさんから聞いた、
商店街の人のリアルな声でした。
お話していると、
このように、日々、
街の子どもたちを見ているオーナーさんの、
子どもたちへの思いを聞くことができました。
私は今、何が好きかとか、
あんまりわからないけど、
子どものときからずっと、大人になったら、
子どもたちのために何かしたいと思ってきた。
何より、
私自身が、子どもたちと過ごす時間が楽しい。
ならば、
商店街の人の思いを、
私が子どもたちと一緒に体現しよう!
私が、
と、自分なりの関わり方を決めました。
* * *
④具体的にどんな方法で何をするのか
子どもたちに、
「〇〇をやってほしい」とか、
「〇〇してもらいたい」という、
大人が子どもに何かを求めたり、最初から、子どもたちのゴールの姿を想定して遊びをつくるのは、自分の中で違和感がありました。
今まで、教育学部で学びながら子どもたちと関わってきた時間、地域の子ども食堂で子どもたちと過ごしてきた時間、それらを振り返り、そのように仮説していました。
だから私は、
そう考えました。
遊びの材料には、
「段ボール」を選びました。
さっそく近くにいた子どもたちを誘って、
商店街のお店に段ボールを集めに行きました。
2.2日目「みんなのアソビバ」当日
3.プレクエスト振り返り
①リアルな声
* * *
②良かった点
* * *
③ここは次回につなげたい!
芝生のエリアには影がなく、
一方で子どもたちはずっと熱中しているので、
熱中症や脱水症が心配でした。
パラソル、用意してもいいかもしれません。
遊びと材料となった「段ボール」。
子どもたちが使っていくと、
最後のほうは切れ端ばかり。
もっと大きいものを作りたい気持ちを叶えるのは
難しかったです。
段ボール以外にも、
他にも面白い題材はないかな?と気になります。
* * *
④私が学んだこと
子どもたち、
段ボールだけポイッと置いておいただけなのに、
自由に作っていく様子を隣で見ていて、
本当にすごいなと思いました。
そして同時に、
私にもそんな天才な時代があったことを、
思い出しました。
たっぷりとした時間、
自由に使える空間、
安心できる人たちに囲まれていること、
これがあれば、
子どもたちが出発した「自由な遊び」が守られる
ということを知りました。
そんな子どもたちの姿を、
どこの誰であっても守りたいと思いました。
一方で、
いつから、子どもたちみたく、
遊ばなくなるのかなとも思います。
大人になっても、
たっぷりとした時間、
自由に使える空間、
安心できる人たちに囲まれていること、
これらの要素を大人になっても持ち続けたい。
大人になっても、
子どもたちぐらい、はしゃげる時間。
はしゃいでいい時間も必要なんじゃないか。
守られるべきなんじゃないか。
そのように感じました。
4.休学中のミッション【進捗】
今回の経験を経て、
以下の2つのミッションに対して、
どのような考えの変化があったのか、
今の考えをまとめておきます。
ミッション①
「『こども×街』というテーマを深める」
今回のプレクエストで、自分がやりたいと思ったことを、今日の明日で成し得ることができたのは、焼津の駅前通り商店街の、人の温かさ、やさしさ、人から人へ繋いでくださる豊かな土壌のおかげでした。
活動期間中には、商店街を行き交う子どもたちの日常の様子をみる機会もありましたが、どこの子か分からない子どもでも、
「この街のみんなで、子どもを見ている」
「街全体でこどもの温かい土壌をつくっている」
と感じることが多かったです。
子どもたちにとって、
親や先生以外にも、自分を知っていて、話せる大人がいるということが、育ちの豊かさに繫がっていることを感じました。
「居場所をつくる」というのは、
一つの建物に、とか
一つの部屋を、という単位ではなく、
「街全体が居場所になる」
ということなのではないかと、
漠然と感じました。
* * *
ミッション②
「自分自身について知る、自分を大切にする」
私はやっぱり、
子どもたちといる時間が楽しい。
「子どもたちと何かやらなきゃ」
「子どもをちゃんと見てなきゃ」
という環境ではなくて、
自分が子どもみたいに、
子どもたちと一緒にいる時間が、
とても好きだなと思いました。
サッカーが好きとか、絵が上手いとか、
そういう「特技」や「好き」よりは漠然としていて、分かりにくいかもしれないけれど、焼津にきて改めて気づかされた、「楽しいな」、「この時間好きだな」って気持ちを大切にしたいと思いました。
「わたしの商店街クエスト」プレクエスト |Ep.1