早く行きたければ、ひとりで行け。遠くまで行きたければ、みんなで行け。 /If you want to go fast, go alone. If you want to go far, go together.
起業家・経営者の素養の1つである「組織」の観点が弱いと感じていたので、『組織力ー宿す、紡ぐ、磨く、繋ぐ/高橋伸夫』という本を連日しこしこ読んでいたのが、読み終わったので、noteにまとめます。
まず、この本を簡潔に言うと、このアフリカのことわざになります。
早く行きたければ、ひとりで行け。遠くまで行きたければ、みんなで行け。
If you want to go fast, go alone. If you want to go far, go together.
この言葉はその意味のままで、目の前のことを全うするだけであれば、1人でやったほうが早く終わる。しかし、1人でやっていては、組織として大きくなることは難しいので、できることは限られ大きな仕事はできない(遠くへ行けない)よ と言うことです。
先日、私の知り合い(Aさん)もこの罠にはまっていました(笑)
会社の中で年輩者であるAさんは、お客さんに失敗したものを見せたくないがために、仕事を自分で抱え込んで若手の人には任せない体制を整えていました。
確かに自分がやるので、目の前の仕事は失敗しないだろうと思いますが、これでは若い人たちが育ちません。
これでどう影響するか。仮にAさんが何らかの理由でこの仕事をやめたらどうなるでしょうか?
→若い人たちは仕事を知らないので、いい歳になって仕事ができない(失敗してしまう)人になってしまいます。
こうなると、仕事を失敗しないでやるノウハウが継承されていないので、会社としての組織としての繁栄は難しい。
→よって、遠くに行けない。ということになります。
また、この本の中では、このことわざでいうところの「遠く」の部分については「経営的スケール観」と定義していて、経営者がどこに目線を置いているかによって、組織の中での行動や規範作りが変わってくるということでした。
これについては、以前noteに書いた孫さんの「自分の持った夢に自分の人生は比例する結果を生む」という言葉とニュアンスは同じだと思っています。
経営者が掲げていない目標、観たいと思っている景色や妄想は見れないですからね。
起業家・経営者としてできるだけ遠くを見ていたいですね。
以上 組織のお話でした。