
コルビュジェやタウトなどの有名建築家の理論を批判的な目線で読む。
巨匠といわれたり教授と呼ばれたりする人たちの建築論を鵜呑みにしていないだろうか。でもそれって訳のわからない話をな…
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#批評
日本建築が好きということで本当は評価したいが、結局は抽象的で不完全な論理 - ブルーノ・タウト『建築とは何か』 : まったり建築論批評 #5
まったり建築論批判の第五弾は、ブルーノ・タウトの『建築とは何か』である。
個人的なブルーノ・タウトの印象は、なんか熱狂定期に好きな人がたまにいるな、だ。コルビュジェやミースと比べればそんなに数がいるわけではないが、タウトを好きという人はその度合いが強い。しかし、そうなると今までこの建築論批判でやっているように、信奉者は自分の神様が言っていることは何でも信用してしまう危険性がある。この点で、タウト
個人的に好きな建築とその要素を集めたものがあったとして、それは批判しようがない - ロバート・ヴェンチューリ『建築の多様性と対立性』 : まったり建築論批評 #3
まったり建築論批評の第三弾は、ロバート・ヴェンチューリの『建築の多様性と対立性』である。
え・・・知らない?ヴェンチューリも知らない?
そんな方もいるかもしれない。というのも、ロバート・ヴェンチューリは、コルビュジェやミース、そしてライトやガウディなどと比べると正直そこまで有名じゃないと言っていいだろう。著書としてもこの本『建築の多様性と対立性』と『ラスベガス』、そして設計した建築でいえば「母
当時のアメリカ人が思う、アメリカ的じゃない建築の収集 - バーナード・ルドルフスキー『建築家なしの建築』 : まったり建築論批評 #2
まったり建築論批評の第二弾は、バーナード・ルドフスキー著の『建築家なしの建築』だ。
実はこの本を好きな人は結構多いのではないだろうか。まず何といっても読みやすくて面白い。写真が多いため、スラスラ読むことができる。これまでこのシリーズで言っていたような、建築家先生による難解で複雑な言い回しであったり、長々した文章によって構成されているわけではない。それなのにその主題も示唆に富んでいそうでなんか勉強