自分にしかない言葉を紡ぎ出そう
こんばんは~
最近自分のことをとっても楽しんでいる為近奈央です。
自然に毎日のように触れるし、私の発想力やクリエイティブな部分を生かしてくれる人に出会ったり。
自分のためになる時間の比率が上がってきているな~と感じます。
もともと勉強だったり、じっと引きこもったりしているのが苦手な私にとっては、いい目的を見つけたな、と思います。
今日は、そんなきっかけになった出来事を。
この記事で伝えたいことは、一言で言っちゃうと、
「自分の言葉で紡ぎ出そうね」
ということです。
私自身、自分の言葉でこうして書くようになってから、人生の密度ってぎゅぎゅっと上がったように思います。
そして、クライアントさんを見ていても思います。
自分の言葉で語れる人は、あっという間に成長していく。
確かに、引き出し語らせることはコーチの仕事かもしれません。
でも、やっぱり本人の能動的に選んでいる行動に勝るものはないと信じています。
「自分のための言葉」を見つけた人は一気に開けていくのを私自身クライアントさんと対峙しながら肌で感じています。
そして、それを実感できるのは、私自身が、言葉を自ら紡ぎ出そうとしているからです。そうやって色々と考えていて気づいたことをTwitterに書きました。
これは、誤解の無いように言っておくと、スクール通っていない人がすごいということではありません。
でも、用語としての枠組みを知らないで、使えているということは、自ら模索してその領域に到達しているということ。
これって、コーチングを編み出した人と同じ感覚だと思うのです。
なぜなら、コーチングを確立するために、開発した人が自然とやっていたことを整理して名前をつけて定義してきたものだと言えるから。
第一人者と同じくらい深い理解なんだろうと感じ取れました。
そうだとしたら、本当に腑に落ちた状態(=自分のものになっている状態)でそのスキルだったり、事柄を扱っている。そして後から、「これってこのことだったんだ!」と気づく、トップダウン型みたいなイメージです。
一方で用語を先に知ると、どうしても、その言葉と意味を知ったときから使える感覚がしてしまいます。これが、私のなかで言う、ボトムアップ型。
それは、言葉の意味がわかるから。「あ~こういう状況よくあるよね!」という話を聞くとすっかり分かった気になってしまって、その言葉を多用しますよね。
でも、頭での理解と腹落ちは別物です。
だから、頭では分かっているけれど、、、できないみたいなギャップが生まれます。
で、さらにいうと、頭で分かってできるという段階がひとつ上にあって、腹落ちする段階はもう一つ上、と個人的には思っています。
できるだと核心になりきらない感じがするんです。
感覚的ではありますが情報が足りないと言うか、、、なんか不安定な感じ。
自転車でいうと、補助輪をつけて走る感覚を知り始めたという感じに近いんです。
自走する(=腑に落ちる)には、もう一段階必要で、言葉の力をかりてなんとか理解しているという感じです。
この段階だと、発信も自分の言葉にならないのです。過去の私もそうでした。どこかで聞いたような言葉を復唱して発信してしまうようなコーチでした。モデリングではなくたぶんパクリングだったのだと思います。
それがダメとは思わないけれど、自分らしさを大事にして、自分のあり方として「為近奈央のライフセッション」を受けたい!という人に届けようと思っていた私にとっては、やっぱりズレがあったな、と今でも思います。
真剣に学んでいる人ほど、ここで止まっちゃうと思うのですが、ボトムアップの場合って3段階になっているので、ここから自分で腑に落とすための独走をする必要があるんです。
それが「自分の言葉を紡ぐこと」だと思います。
私の言葉ってなんだろう
でも、そこから抜け出す方法が全然わかりませんでした。
どうしたら、自分らしく発信できるのか?
でも、私はコーチだし、そこからあんまりずれたらおかしいよな。。。。
じゃあ何を届けたらいいんだろう。
毎日必死にブログを書き、書けないともやもや感に苛まれ、書いても書いても、読んでくれる人は皆同業者。
段々とブログ書かなきゃ地獄にハマり、実のない言葉というか、力のこもっていない言葉をひたすら書き続けて疲弊して行きました。
3日も空いちゃうと怖くなったり、「あ~どうしよう、やばいな」と焦ったり。そんな悶々とした日々を送っていました。
自分でなんとなく浅いな~とわかりつつ、気づけば「タスクとしてのやること」を消化する日々になっていました。そうと分かっていても、どうしたらいいか分からず、とりあえずやめてはいけないと何度も再開してはやめ、を繰り返しました。
そんなときに、なおとさんのコンサルと大高あみさんのブログ添削を見つけました。
私にとっては、待ってました!と言わんばかりのタイミング。
頂いたフィードバックを何回も読み返し、思いました。
そういえば、この2人、普通のコーチらしい発信してないよな
これも私の感覚論ではありますが、やっぱり何か違うと思いました。
後になおとさんのコンサルを受けることになって、お二人とも「自分の言葉を持ってボキャブラリを増やす努力をされている」ということがわかりました。
私の言葉を紡ぐというのは私の中で自分の言葉を定義していくこと、自分の言葉で説明できることだとこの時から思うようになりました。
そうして、今もnoteを書いています。こうした機会がなかったら、私は未だに迷い歩いていたかもしれません。「コーチングを学んだだけのコーチ」になっていたかもしれません。
わかるではなく、腑に落とす。
そんなこんなで自分で言葉を書いていると、書けることと書こうとしても書けないことがあることに気づきました。
さっきの図で言う、分かっていてできるけど腑に落ちきってないやつです。
じゃあ腑に落ちるってどんな感覚だっけ?
そんなときにふと、腑に落とす経験をしていたことを思い出しました。
私の大学院での話。
大学院時代の研究では、まだ発案されたばかりの新しい理論について研究していました。
そのために、その新しい理論について書かれた論文が、たった一つしかなかったんです。しかも英語のもの。日本語でもさっぱり分からないものを英語で理解するのです。
私の研究をすすめる上で、その論文を理解しないことには、研究をすすめることができなかったので、多分20回近くは繰り返しその論文を読んでいます。毎日読んだあの論文はもう研究が終わる頃には書き込みだらけで紙がボロボロになっていました。
なんで20回も読むのかと思われるかもしれませんが、面白いことに読む毎に新しい発見があるんです。
あー、ここってこれにつながるのか。。。だからこういう式になるのか
・・・
時が経ち、理論の全体像が見えたのは、修論提出の1ヶ月前。それまで約2年以上研究して、「本当に本当に理解できた」と思えたのは、その時でした。
そしてこのときには、何もなくても、その理論が説明できて質問にも応えられる。まるで自分のもののように扱えるようになりました。扱えるから応用の仕方もわかるし、全体像も見えているし、使いこなせるのです。
そんな経験があったからこそ、腑に落ちる感覚というのがよくわかります。
「自分のもののように扱えること」なんです。自分のもののように扱えるということは、あらゆる言い回しで説明できることでもあります。
感覚で言えば、サッカー選手がボールを自由自在に扱えるのと似ています。
これって、言葉とその意味が頭で分かってできるだけでは実現できないのです。
それは発表原稿を丸暗記して喋っているようなもの。腑に落ちていれば、枠組みさえ決めていれば自然と話せるのです。
腑に落としたメッセージを届けよう
ここまで、自分の腑に落ちたことは自分の言葉で伝えられるよ、という話をしてきました。
腑に落として自ら発した言葉って同じようなことでぼんやりしている人にとってみると、とっても学びになります。
私も、コーチング用語を全く違う方向から説明された時、「うわーそうだよね、ほんとそれだわ!」と思わずボキャ貧になるくらいには、納得したし、感覚的に腹落ちしているような状態になりました。
色んなアプローチで勉強すると理解が深まるんだなぁと思います。
コーチングを学んだときって、その1方向からのスタートなわけで、それを多面的に見ていくステップを自分で踏まなくてはなりません。
それが、自分なりの定義を見つけることかもしれないし、誰かそうやって用語を知らないけれど腑に落ちている人から学ぶことかもしれません。
でも、自分の言葉を紡いでいくと自然と腑に落とすことができていきます。
それが言葉を紡ぐことの力だと私は思います。
言葉を紡いだら、自分の現在地がわかるようにもなったし、私が書いている言葉に対して反響があったり、実際に私に書いてほしいと頼んでくれる方もいました。
自分で紡いだ言葉には、28年間私が生きてきたその積み上げがきっと反映されている。
だから、そうした想いが伝わって、この人みたいに生きてみたいなと思う人に届かせる努力をこれからもしていこうと思います。
それこそが、クライアントにとっても、コーチである私にとっても幸せなことだから。
【お知らせ】
公式ラインに登録すると、
🌸ここでしか見られない限定配信がみれます
🌸不定期開催のイベント情報を優先的に告知します
🌸ためなおと個別のやり取りが可能です
ブログの感想などもお伝えいただけたらとても喜びます😊
また購読者限定で、こんなプレゼントをしています。
登録はこちらから→https://lin.ee/vg7vAOPA
リンクにアクセスできない場合は@326jtaloで検索をお願いします。
✅Twitter→https://twitter.com/tamenaocoach
日常の気づきやライフスタイル、をリアルタイムでつぶやきます。
【自己紹介】
逗子に住むライフコーチ。自由を目指して独立し、フリーでコーチとして活動しています。趣味は日本茶と水引のハンドメイド。逗子と鎌倉の自然の中を散歩すること。言葉とデザインで伝えるお手伝いもはじめました。セッションでヒアリングしながら降りてきたイメージをもとに言葉やデザインを組み上げて行きます。