共感を強要する人
が、苦手かもしれない。
そのことに気付いたのは、今日の夕方。
信号待ちをしながら、マクドナルドの長い列を横目で見ていた時のことだ。
車のラジオから、やけに連発されるワード。
「いや、僕も思ったんですよ。それこそね…」
「あー!オレンジにも合いますよねぇ。それこそ他のフルーツとか」
それこそ。
そもそも「それこそ」ってなんぞや。
AIに質問してみた。
へぇ、なるほど。
どうやら「自分の発言に説得力を持たせたい」という圧が、私の心を閉ざすらしい。
それでさらに思い出したことがある。
私には、長年抱いていた疑問があった。
悪い人じゃないけど、なぜかこの人と話していると
うっっっすらと「なんかイヤ」って思うのは、なぜなんだろう?って時がある。
急にその答えが見えた。
「…って思うのは私だけ?」を語尾につける人に、ずっとモヤモヤしていたんだ。
その理由が、今日わかった。
自虐を装い、共感を強要されている気分になるんだ。
「そうだね。あなただけだね」なんて返事は
絶対にない前提で発言しているのでは?と、疑心暗鬼になってしまう。
「いやいや、それはw」と、軽く否定しようもんなら
「え、なんで?だってさー」と、再度持論が展開するのも意味が分からない。
絶対素直に受け入れないじゃん、否定を。
だったらさ
「私だけ?(なわけないよね?同意しろ)」
の、()の部分をもっと前面に出してほしいよ。
なんで一旦、謙虚なふりをするの?
いいんだよ、素直になってくれ。内に溢れる自信を、こねくり回さないでほしい。
あなたはそのままでいい。
私は口下手なのです。
「私だけ?」砲を出されると、もうね。
「ハハッ」と某ネズミみたいな声で、曖昧に笑うことしか出来ないのよ。
これがすごくモヤモヤして、地味にストレスになる。
だから、知人Yよ。
これからは自信満々に「ね、そうでしょ!?」って言い切ってくれ。これが私の考えだ!と。力強く向かって飛び込んでこい。
いや違うわ!と思っても、受け止める。
「そうだね」ってニコッて笑うからさ。
私は議論なんかしたくないし、「あー、はいはい」で流せるから、腹も立たない。
そこにストレスなんか無い。
でも、謙虚なふりされるとなんか嫌かも。ごめん。
さ、寝よう。おやすみ。
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