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RAKUGOKAI(落語会)

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玉屋柳勢( タマヤ・リュウセイ )の自主公演「噺の種」「ここだけの話」「101らくご」「ヒルラクゴ」「カンナン汝ヲタマニス」「玉屋噺の会」等のご案内や演目などなど。
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記事一覧

トリを終えて(池袋演芸場二月下席)

まずは、お越し下さったお客さま、池袋演芸場の皆さま、ご出演下さった師匠方、先生方、前座さん、弟弟子、協会事務局の皆さまに心より御礼申し上げます。 また、楽屋へお気遣い下さいました皆さま、本当にありがとうございました。 お客様からは、「寄席としての醍醐味を味わえた」「流れが素晴らしかった」など、多くのお褒めの言葉を頂きました。顔付けして下さった河村さん(池袋演芸場支配人)のおかげです。 さて、 改めまして、 2月下席、池袋演芸場昼席のトリ、 無事勤めることが出来… ま

トリのご案内

この度、 2月下席、池袋演芸場昼席でトリを勤めさせて頂くことになりました。 アタクシにとってはこれ以上ないくらい有難い顔付け。 お知らせ出来て本当に嬉しいです。 昨年の暮れに協会から連絡があり、トリが決まったことを師匠・市馬に報告しました。 「良かったなぁ。見てくれる人は、ちゃんと見てくれてるんだな。(2月下席は)元々休みの予定だったけど・・・出るからな!」 と喜んでもらえたようで。 地味ながらもコツコツやっていることを師匠はわかってくれていたんだなぁ、と嬉しく胸がい

[噺のネタ]3『夜鷹そば屋』(もちろん五街道雲助師匠から)

新作落語『ラーメン屋』を、雲助師匠が時代を江戸に変えて、古典落語風にした噺です。 屋台の蕎麦屋を営む年寄り夫婦、子供が出来なかったことを嘆いている所に飛び込んできた若い男、この三人の物語。 雲助師匠には20くらいの色んなネタのお稽古を付けて頂いてます。アタシは一番多く教わってます、うちの師匠よりも。(笑) 師匠のどのジャンルの噺も好きなのですが、とりわけ人情噺が大好きです。 その雲助師に人情噺を教わると「滑稽噺の息で」と言われます。 滑稽噺の呼吸で物語を運んでいくので

提出した「参加の意図」を。 /文化庁芸術祭「玉屋噺の会」

このたび、自主公演「玉屋噺の会」は、令和4年度(第77回)文化庁芸術祭へ参加いたします。 応募の際に文化庁へ提出した「参加の意図」「公演のあらすじ・概要」は以下のとおりです。 「参加の意図」 話芸そのものでの挑戦、噺家の未来を見据えた挑戦、の二本柱。 「売りたい誰か」による商品としての落語・落語家・落語会が散見される昨今。誰でも気軽に落語をし、会を開催できるのが現状。 その中で、落語界の伝統やしきたりに忠実に、精進を重ねる演者がまずは豊かになるようにと、落語を磨くとともに

会場選びについて(事務局) 「噺の種」 (202206追記)

その後、「噺の種・第22回」はアーツ千代田3331・地下1階のマルチスペースにて開催する事となりました。 以前、中学校だった場所。 どこか懐かしく、どこかほっとする、そんな素敵な会場です。 古いものを大切に活かし、文化芸術を発信する場所。 落語では伝統を重んじながらも試行錯誤を重ね、噺家としての在り方や働き方では新しい事にも挑戦。そんな玉屋柳勢に打って付けの場所。 残念ながら大規模改修工事のため来年3月から施設が利用できなくなるそうですが、それまでは「噺の種」会場とし

師匠・柳亭市馬から習った『七段目』。~「玉屋噺の会」(落語協会特選会)に向けて~

7月の国立演芸場の寄席。 師匠からふと「お前は何で七段目をやらないんだ」と言われました。 その真意は分かりませんが、 「おや、じゃあ今度掛けようかしら」と。 この度、蔵出しすることに致しました。 師匠の『七段目』は飛び道具的によくウケる噺。 アタシの前座時代、まだ売れる前だった師匠は、ここぞという時には『七段目』をよく掛けていました。 『片棒』『掛け取り』『七段目』で今日の地位を築いたと言っても過言ではありません。あ、あと昭和歌謡も…。 『七段目』は芝居の真似をす

三三兄さんからの『三味線栗毛』。~落語勉強会「噺の種」~

「おお!これが本来の型の『三味線栗毛』!」アタシは感激し、いつか三三兄さんから習おうと思っていました。 『三味線栗毛』との出会いは入門前。 北村薫先生の『空飛ぶ馬』という短編集でした。 落語家、春桜亭円紫を探偵としたミステリ小説「円紫さんとわたし」シリーズ。その中で十八番として出てくる噺です。 大名の次男坊・角三郎と按摩の錦木との、身分を超えた友情と思わぬ立身出世を描いた、ハッピーエンドの人情噺。 「いい噺だなぁ」 いつか実演で聞くのを楽しみにしていましたが、入門前に

落語勉強会「噺の種」では『抜け雀』を蔵出しです。

みなさまこんにちは。 本日は、勉強会で蔵出しする『抜け雀』のことを。 この噺は古今亭の代表的なネタで、現在持ちネタにされているのは、ほとんど古今亭の師匠方です。他の一門では、一朝師、さん喬師、喬太郎師、立川流で志の輔師。 あれ? 意外といませんね。 うちの一門は似た噺の『竹の水仙』があるので『抜け雀』はあまり掛けません。 …が、芸熱心なアタシは2014年に初演しました。 えらい! でもそれ以来ほとんど掛けていません。(もしかしたら一度も掛けていないかも。記録がな

アタシが何と答え、師匠が何と仰ったか?!

突然ですが… 「君はこの男は夢を見たと思ってやってる?見てないと思ってやってる?」 と、ある噺の上げのお稽古で、南喬師からこう聞かれました。 そう、『天狗裁き』です。 そしてその答えが、この噺で一番のポイントだと教わりました。 アタシが何と答え、師匠が何と仰ったか… それは『ここだけの話』でお話しさせて頂きます! <『天狗裁き』> 上方の米朝師匠が今の形に作ったものを東京の落語界に持っていらしたのは南喬師匠。 『天狗裁き』は南喬師に教わるのが本筋、ということで、さ