STP分析でターゲットを絞る意味
昨日、企業分析ハック・大手町のランダムウォーカーさん主催のマーケティング勉強会に参加しました。今回はSTP分析・4P分析を中心にした回。
加えて、企業分析ハックさんのプレミアム放送を聞いて、
STP分析を実際にやってみようと思います!
STP分析とは…市場をセグメントに分け、ターゲットを決めて、絞って、競合とのポジショニングを設定するマーケティング分析方法です。
てことで。
さっそく、開発中の夫婦間コミュニケーションサービスでやってみます。
S:セグメンテーション
まずは、日本の市場を人口動態的変数でセグメント分けしてみました。
続いて、ターゲティング。
T:ターゲティング
本サービスの利用者は夫婦ふたりになりますが、まずは夫婦関係に課題意識を強く感じがちな「女性」にターゲティングしてみました。
ただ、このターゲティング、少し広すぎますよね。
もう少し、ターゲティングの範囲を絞ってみます。
現状で満たされていない
仕事をしている
自分の時間がないほど忙しい
などでしょうか。
P:ポジショニング
最後に、ポジショニングです。競合との違いを見つけていきたいです。
ターゲティングで深堀した、「現状で満たされていない、忙しいワーキングマザー」をターゲットにます。
ポジショニングマップとして、心理的変数×行動的変数のマトリクスを組んでみました。
心理的変数として、「現状にモヤモヤ」を、①キャリア志向、②子育て志向、③夫婦関係志向に分けてみます。
一方、行動的変数として、「高い行動率」と「低い行動率」に分解。
すると・・・夫婦関係重視の人の、低い行動率の箇所にあたるサービスや事柄って無くない!?と気づくわけです。なので、右下のここが、本サービスのポジショニングになるべきなのかな?と。
モニターさんからのヒアリングの中でも、「手軽さ」が重視される傾向にあります。やっぱり、日常生活に何かを追加するのって、すごく面倒くさいんですよね。でも、夫婦関係の課題は大きい。
でも・・・いまのターゲット(現状にモヤモヤを感じているワーキングマザー)まだ、おおざっぱすぎるんですよ。
もうちょっと絞ってみます。
心理的変数でのセグメンテーション
「現状で満たされていない、忙しいワーキングマザー」を前提にして、①夫婦関係に困っているのか。そして、②夫のことを好きなのか。この2軸で、セグメンテーション・ターゲティングしてみたいと思います。
まず、顕在顧客としては、1の夫婦関係に困っている×夫が好きなひと。ここが一番のターゲットなんだと思います。(肌感、めちゃくちゃ多い)続いて、2の困っているけど夫のことは普通のひと。(それなりにいる)その次に、3の困っていないし大好きな人。(あんまりいない😂)最後に、4の困ってないし普通のひと。(少数だがいる。無関心な状態)
2・3・4は潜在顧客ですかね。ここの掘り起こしが必要になりそうです。
で、これって、夫側でも同じようにセグメンテーションできそうですよね。
ただし、残念ながら、1の層ってボリュームはあんまりいない気がしてます。いるはいるけど。
これまでのヒアリングの感覚的には3・4のポジショニングをキメてる夫のほうが多い感はあるのです。(で、本当はそんな夫で困っているママたちの声も大きい)
だけど、、まずは!
1の、妻大好き×困っている夫をターゲットにして、本サービスの価値を感じてもらうことを狙いたいなと思います。
その後に、2・3・4層=潜在顧客の掘り起こし(ムーブメント)をしたい。
潜在顧客の掘り起こしをしないと、ターゲットをいくら定めても顧客数は限定的になる。らしい。・・・企業分析ハックさん、大手町さん。いつも学びをありがとうございます🙏
おしまい