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upper crossed syndrome (アッパークロスシンドローム)「猫背・円背姿勢」
Upper crossed syndrome
ランニングに悪影響を及ぼす3つの不良姿勢の1つupper crossed syndrome (アッパークロスシンドローム)「猫背・円背姿勢」がランニング障害に影響を及ぼします。
日本語だと『上位交差性症候群』と訳され、『円背、猫背姿勢』とも表現されます。
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特徴的な姿勢
猫背の姿勢を側方から観察すると
頭部が前方にシフトし、そのバランスを保つために背中を丸めて(胸椎後弯)肩甲骨が外側に開き(肩甲骨外転)、肩が前に出る。
「肩関節の屈曲、内旋、前腕の回内」の特徴がみてとれます。
ランニングに悪影響をを及ぼす
身体全体が後方重心になりやすく前方への推進力が低下する。
胸椎後弯の増大により胸郭が落ち込むことで呼吸をする量が低下する。(換気量低下)
肩甲骨の運動低下と肩甲骨周りの筋の機能低下により肩を支点にした腕振りが困難になり、脊柱や骨盤の回旋運動で腕振りを代償するようになる。
upper crossed syndrome (アッパークロスシンドローム)「猫背・円背姿勢」を改善するにはどのような治療、トレーニング行えばよいのでしょうか。
治療方法
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upper crossed syndromeになると頭部が前に出て姿勢のバランスが悪くなります。
頭の重さをご存じでしょうか?
頭の重さは体重の約1/10あります
upper crossed syndromeの姿勢になると体重の1/5もの重さになってしまいます。60キロの人では12キロもの重さです。
頭が正常の位置に戻れば良いのですが、そうもいきません。
頚部はストレート、胸部は円背、猫背、腰椎もストレート
骨盤は前傾、後傾にもいきますが腰部にかかる逃げ道がなくなります。
また、歳をとってくると膝が曲がりよちよち歩きになってきます。
そうなると背部の筋肉がなくなりどんどん背部は猫背になり、頭は前傾が強くなります。
悪い循環がさらに体を悪くしていきます。
たまるやで出来ること
当院では『なぜ、そうなったのか?』を考えるため、動きの中から改善をしていきます。
日常生活がままらなくなったら、体の動きが悪くなる。
動きが改善されれば、動きやすくなる。
動きやすくなれば体が改善され日常生活が送れる。
当たり前のサイクルですが、このサイクルが大切なのです。
今回の『upper crossed syndrome』の場合は、
肩が凝る、腰が痛くなるなどにより日常生活がままなくなり、それが酷くなると痛みに代わり、さらに酷くなると神経までも痛め、日常生活が送れなくなります。
upper crossed syndromeが原因ならば、upper crossed syndromeを良くすることで体を治すというサイクルが再生し、体が反応して、動きやすく肩が凝るなど、腰が痛くなるなど、日常生活が改善されていきます。
『なぜ、そうなったのか?』を考えるため、一度考えてみてはどうでしょうか?