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足の原動力、ウィンドラス機構、トラス機構
足の原動力、ウィンドラス機構、トラス機構
足の原動力、"ウィンドラス機構"は、体重の分散や衝撃の吸収を行い他にも歩きやすさ、『安定+前進』をサポーツする機能を持っています。
ウィンドラスは船の錨を巻き上げる機械の事を言います。
足においては、足の指を上に動かすと足底筋膜が引き上げられて、足のアーチが挙上するように働きます。
”トラス機構”について
足は体重がかかるとアーチ構造が潰れますが、足底筋膜の弾性力によって衝撃を吸収しています。この事をトラス機構と言います。
![](https://assets.st-note.com/img/1708905667080-Muf30PeYQe.jpg?width=1200)
ウィンドラス機構は強力なテコとして働きます。
歩行において足は地面を蹴るとき、ウィンドラス機構によって足の前の部分の関節(MP関節)で強力なテコを形成し、地面を蹴り上げて推進力を得ています。
下記の図は、前の部分の関節(MP関節)が背屈する事(指を上に反らす)により、足底筋膜が巻き上げられ縦アーチが挙上する事を示しています。
足の指が背屈する事により足底筋膜が伸ばされ、緊張が高まり、足部が硬くなり、力の伝達を高め推進力が増していきます。
足底筋膜は個人の差が大きく柔軟性が高い方は、ウインドラス機構の機能不全を起こし、様々な障害が出てくると言われています。
もう一つ、足部の剛性を高めるには足の後ろの関節がサピネーション(回外位)であることが重要です。
距骨下関節とショパール関節の過度のプロネーション(回内位)やサピネーションが過度の筋肉作用を生み、筋肉へのダメージにつながりアキレス腱やシンスプリンとなど、足部周囲の障害の原因になります。
![](https://assets.st-note.com/img/1708929667086-1F2kzrs5vr.jpg?width=1200)
トラス機構は体重を分散させるショックアブソーバー
トラス機構の作用
体重がかかった時にアーチの弾性力によって衝撃を分散、吸収する作用
足底筋膜が体重がかかった時に伸びることでアーチが低下するのを抑える作用があります。
足底筋膜が硬くなることによって、衝撃吸収ができなくなり、他の関節、膝、股関節、腰にまで、痛みの原因になります。
![](https://assets.st-note.com/img/1708929781844-9nTyqiQOpk.jpg?width=1200)
ウィンドラス機構とトラス機構の作用を生かすには
足底筋膜の柔軟性が高すぎても低すぎても良くありません。
たまるやでは柔軟性がない方にはショックマスターを用いた治療を行いますし、柔軟性がありすぎる方はインソールの作る事をお勧めします。
要するにバランスが重要です。
一度ご相談ください!