遺骨の旅支度 ゆうパックで父の最後の旅を#73
最近、Amazonが始めた「ネットでできるお骨の永代供養」が話題となっています。
目的は違いますが、実は私も父が亡くなった際に、遺骨の配送でゆうパックにお世話になった経験があります。
実家と故郷が離れているため法要の仕方を考えた
親が住む実家と、お墓があるお寺が遠隔地で離れている場合、火葬場と法要する場所が遠く離れているときがあります。
そんなとき、法要時に遺骨をどのように持ち運ぶのか?は慎重に考える必要があります。
私の場合、父が亡くなった際にそのような状況に直面しました。
逝去直後の通夜・葬儀は実家の近くで行い、四十九日に改めて親族一同集まって、故郷で法要を兼ねたお葬式を行うことにしました。
親族にも急な移動の負担をかけないように、皆さんに日程調整をしていただき、無理が出ないよう法要を計画しました。
そのため、父の遺骨は何がなんでも法要の際にお寺に届ける必要がありました。
アクシデントに備えて事前に遺骨を発送
もし実家から父の故郷へ遺骨を手荷物で持参した時に、事故や渋滞などのアクシデントで法要へ間に合わないことを避けたかったため、事前に遺骨だけをお寺の近くに住む親戚へ発送して、先に預かってもらうようにしました。
その際、郵便局のゆうパックを利用させていただくことにしたのです。
※分骨で小さい骨壷にも分けて収骨していたため、万が一の配送事故に備えて分骨分も手荷物で持参しました。
遺骨の送付手順
頑丈な梱包箱を用意する:
骨壷に合うサイズの箱を探します。
厚みのある段ボール箱を選びます。我が家の場合、電気シェーバーの箱がちょうど良いサイズで、かつ厚みもしっかりしていたので、この小物家電の箱に決めました。
骨壷を梱包する:
骨壷の蓋が開かないように、ガムテープでしっかり止めます。
納骨時のための埋葬許可証も紛失しないよう、一緒に箱へ入れておきます。
雨に濡れないようビニール袋に入れます。
プチプチの緩衝材で巻く:
骨壷を何重かプチプチの緩衝材で巻いて、衝撃に耐えられるようにします。底から蓋まで、全体を包むように巻きます。
ゆうパックで発送する:
郵便局へ持ち込み、ゆうパックで発送依頼を出します。宅配便では遺骨の引き受けはできませんので、ゆうパックを利用しましょう。
品名に「骨つぼ・遺骨」と記載しました。
取り扱いの注意シールを貼ってもらいます。「こわれもの」「下積み厳禁」など。
親族の負担を考慮した法要のあり方
故郷と離れて暮らす方々にとって、親や家族に万が一のことがあった時に、従来通りの葬儀や法要を大々的に行うかどうか、考え方が変わってきていると感じます。
参列者が無理をしないように、一緒にゆっくり時間を過ごすことができる法要も、一つの選択肢として考えられるのではないでしょうか。
その時に、遺骨をどう持ち運ぶのか?
この体験が参考になれば幸いです。
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