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ピスタチオのドーナツを子が買ってきてくれた。「ホーカス・ポーカス」のドーナツだ。全てうま…
お誕生日おめでとう。 家人に。亡き父に。 もう慣れた。近しい人を祝うため、誕生日ケーキを…
炎を愛す 火は人類の発展に不可欠なもの。 縄文や弥生の文化や土器を見て、その時代の生活を…
秋刀魚が泳いできましたよ、ありがとう。 四季折々の食材を土鍋で炊いているときの心を、なに…
秋風と秋空を仰ぐのも良いけれど、木々の枝や足元の土を見ると、たくさんの宝石が陽に輝いてい…
「もう水はいらないよ」静かな声が聴こえ、2回目の不思議な夏が終わる。 天然色が語る言葉に…
イチジクの一番好きな食べ方がある。 アレンジとか、そういうのじゃない。 夏のはじまりに挨拶し、おわりに礼を言い、また秋のはじまりに挨拶するイチジク。 イチジクと寄り道 リグーリアの山の家から1時間ほど歩いて海まで降りる。途中、手の届くところにイチジクとブラックベリーの木がたくさんあって、恒例の味見をするのだ。イタリア人の友だちと「これダメ、これ甘い!」といちいち品定めして、「こっちこっち!」と手招きして、よれよれ脱線して歩く。わたしたちは子育ても卒業したいい大人だ。小学校
おおきな土鍋に穴が空いた。タイトルとひと文字ちがいなんだけど、笑えない気持ちの朝をむかえ…
猛暑から急に20℃を切ったのだから、なんだか調子が狂う。 暑気払いにうなぎを食べたり、夏…
大地のごちそうを年に2回もいただける喜びよ。 同じ野菜でも季節によって味が違う。 こんなに…
あいまいな情緒 しなやかなグラデーションで巡る4つの季節があるからこそ、あいまいな情緒…
「祈りの言葉を入れる箱」 毎日のあたり前だけど、食はいのちをいただくことであり、「器」と…
道の開拓 オモクテワレル、アツクテワレル。 強そうなのに儚い土のうつわの扱いは、両方のバ…
六季 四季どころか「六季」が実感できる日本。夏のはじまり(梅雨)や、冬のはじまり(秋雨)など、暑さ寒さだけでなく、湿度でも季節を表現する繊細な環境に住むわたしたち。 微妙な気候に寄り添う人間だからこそ、繊細なのかもしれない。時にそれを揶揄する声を聞くけれど、わたしはその繊細な人間たちも大好き。 ズッキーニの花と実 ああ本格的な夏がはじまるんだ。 畑で透けるように鮮やかな黄色いズッキーニ の花を見ると、そう思う。異国にひとり陶芸弟子として住んでいたわたしは、生活資金が