タマオ📚言葉を紡ぐという仕事

薬剤師ライター|調剤薬局薬剤師|元製薬会社研究員|YMAA個人認証マーク|医療、健康、美容、生活、美術、文学など思いつくままに綴ります🖋️

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    健やかさと美しさを維持するために✨|正確な情報をお届けします|経験談もお話しします

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    生活に彩りが加えられたと感じたときや、心が揺さぶられたとき✨ |過去にSNSにしたためた文章に加筆して転載することも |また、あるときは特定の展覧会について私見を語ります

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タマオの軌跡

noteを始めるにあたり、自己紹介を兼ねて自分がこれまでに住んだ土地を振り返りながら通ってきた道程を記します。 【香川の時代】 香川県生まれです。 高校を卒業するまで引っ越しも転校も経験することなく、小さな町の一角で小さく暮らしていました。高校を卒業したら親元を離れることに迷いはなく、大学進学のため岡山へ。 【岡山の時代‐1】 大学進学とともに岡山県で一人暮らしを始めました。 アルバイトもせず、毎日その日の講義で執ったノートを清書する、地味で真面目な学生でした。大学の

    • 【薬剤師が解説】マイナンバーカードを病院・薬局でつかうには~本人確認の手順と便利機能3選~

      マイナンバーカードの健康保険証利用登録をしたけれど、まだ実際につかったことがない人もいるのではないでしょうか? 「病院や薬局に行ったときのつかい方が分からない」 「機械の故障や急な停電などで顔認証ができなかったらどうなるの?」 そんな不安を解消するために、マイナンバーカードを健康保険証として利用するときの手順や、準備しておくとよいものをお伝えします。 マイナンバーカードを健康保険証として利用すると、従来の健康保険証にはない便利な機能がつかえるようになります。そのうちの3

      • ははのは、ちちのは

        次々とできる虫歯に悩まされた子供の頃でした。 そんな私がいまでは自称「歯磨きマスター」となり、歯と歯茎の健康を守れるようになったのはなぜか。 歯磨き習慣を確立するベースとなった原体験と、その記憶を呼び起こしたできごとをふり返りました。 【母の歯】 実家に帰省して玄関に入った時に、ふっと鼻をかすめる匂いにノスタルジーを感じたことはありませんか? 私にとって、それは歯磨き粉のミントの匂いでした。 母が一日に何度も歯磨きをするので、実家にはミントの匂いが漂っていました。お

        • 山王美術館で佐伯祐三に心酔する

          開館15周年記念 山王美術館コレクションでつづる 藤田嗣治・佐伯祐三・荻須高徳展 2024年9月1日(日)~2025年1月31日(金) 佐伯祐三が描いたパリの街並みが好きです。 山王美術館が佐伯祐三の作品を多く所蔵していることは以前から知っていました。いつ、どのように知ったのかは、すっかり忘れてしまいましたが......。 2009年の山王美術館開館を記念して開催された展覧会は「藤田嗣治・荻須高徳・佐伯祐三展 パリを愛し、パリに魅了された画家たち」でした。藤田嗣治の作品

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          人生観を変えた極上のフットケア

          人生観というのは大げさですが、今までかたくなに敬遠してきたもののひとつに人の手によるマッサージがあります。 近所のモールに洒落たリラクゼーションサロンがあることは以前から知っていました。そのモールを訪れたさいに、偶然にもそのサロンのクーポンがついたチラシを入手。今までマッサージにはちらりとも興味を頂いたことなんてないのに、なんの力が働いたのか、その足でサロンに向かいました。 あわよくば、すぐにマッサージを受けられないかという下心をひた隠しにしながら「予約が必要ですか?」と

          人生観を変えた極上のフットケア

          美術館巡りの備忘録 vol.2

          美術展を訪れるたびに書きとどめていた短文を再び集めました。 2021年1月から 2023年9月までに訪れた展覧会を紹介します。 ☆「クールベと海-フランス近代 自然へのまなざし」 (2020年12月19日~2021年2月21日 ​ふくやま美術館) 先日来の、海が見たい欲求を満たしに目指したのは瀬戸内海でもなく、太平洋でもなく、日本海でもなく...…フランス北部、ノルマンディーの海。 クールベの描く暗くて深い色をした海に立つ波は、砕ける波頭が今まさにこちらに向かってしぶき

          【掌編小説】彼女の母親

          彼女は自信のない子供だった。 幼いころからいつも母親に叱られないように気を付けて、母親の顔色を窺いながら振る舞うことが体にしみついていた。自分の希望を自分で口にする勇気もなく、母親の代弁に頼っていた。当然のように進路にも進学する学校にも、母親が大きな影響を与えていた。   小学6年生の時の担任の先生との三者面談。中学受験をしてはどうかという担任の提案を、 「いいえ、受験しません!」 母親は即座に断った。ただでさえ学校を休みがちな彼女が早起きをしてバスに乗り、遠くの学校に

          美術館巡りの備忘録 vol.1

          美術展を訪れるたびに書きとどめていた短文を集めました。 まずは2016年から2020年まで。 ☆デトロイト美術館展(2016/7/9~9/25 大阪市立美術館) 印象派あたりはお馴染みの画家の作品が並びます。目新しかったのは20世紀ドイツの絵画。直線的な構図と明快な色彩が心にストンと収まりました。 自動車産業の隆盛を誇った時代のデトロイトの栄華が偲ばれるエピソードも。チケットに印刷されていたゴッホの「自画像」と、最後の部屋に展示されていたマティスの「窓」。今では全米各地

          7日間ブックカバーチャレンジ

          2019年末から始まった新型コロナウイルスによる世の中の混乱。外出がままならない時期もありました。その時にSNSで巡ってきたのが7日間ブックカバーチャレンジ。自分の好きな本を1週間かけて7冊紹介するという企画でした。当時の文章に手を加えて、ここに紹介させていただきたいと思います。 一日一冊、選りすぐりの本をお届けします。内容は説明しませんが、時に思い出を語るかもしれません。 【1日目】愛なき世界(三浦しをん) とにかく装丁が美しい。帯を外すと一段と美しく、カバーを外すと

          7日間ブックカバーチャレンジ