音楽活動をしていた私が、バイトの雑用から経理の正社員になりキャリーミーでも挑戦を続ける理由
こんにちは、キャリーミーで経理担当をしております、玉尾です。
キャリーミーにジョインして2年になります。
実はもともと歌手を志望していた私。なぜ経理になれて、長年続けられているのか、なぜ正社員としてキャリーミーで働いているのかなど、改めて書いていきたいと思います。
周りの人からの誘いを機に雑用から経理、アルバイトから正社員へキャリアアップ
歌うたいになりたくて、学校卒業後、松任谷正隆さん主宰の音楽学校「マイカミュージックラボラトリー」に入学しました。「ボーカルコース」を選択して、一番上のクラスまで上がり、一時はあの“ユーミン”(松任谷由実さん)のバックコーラスオーディションの最終審査まで残ったこともありました。
在学中はもちろん、卒業後も、細々と音楽活動は続けていました。自分で曲を作ってライブをしたり、1回だけCMの曲を歌ったことがあったり、他のアーティストのバックコーラスとしてライブに出たり、ミュージックビデオの撮影に参加したり。
ですが、音楽で生計を立てるレベルの収入を得る、なんて夢のまた夢!で、並行して別の仕事もしていました。
あるとき友人から「1か月だけでいいから」と誘われて入ったデジタル百科事典のプロジェクトに、アルバイトとして参加しました。もう20年以上も前のことです。
最初のうちは「紙の百科事典のページをコピーする」といった雑用が中心だったのですが、いつしかプロジェクトマネージャーにアルバイトの給与計算や経費精算などを依頼されるようになりました。あれよあれよという間に「編集部の中の経理をやってみない?」と声をかけられたんです。そこが私の経理人生のスタートでした。
プロジェクトチームには、編集者や校正者、テキストディレクター、メディアディレクターなど、自分がそれまでの人生で触れてこなかった領域の賢い方たちがたくさんいました。その中にいると、話自体も面白かったですし、自分が知らない世界のことを知れてとても楽しかったです。
その後、正社員にもさせてもらって、結局13年ほど編集部内の経理・総務として勤務しました。正社員になっても、私が歌を歌っていることを知っているメンバーの皆さんから応援していただき、休みの日などにステージに上がっていたんです。
その後プロジェクトが終わりを迎え、転職を余儀なくされました。経理職は続けようと決めていましたが、私は大所帯の経理チームの中で1つの機能、役割をこなすという働き方はたぶん向いていないだろうと思っていました。やるなら、経理・総務的な業務を幅広くできる仕事がいいと。
そのころに出会ったのが、ITソフトウェア開発会社の経理ポジションでした。飲食業向けのPOSシステム、基幹システムを開発している会社で、ひとり経理として入社したんです。
百科事典プロジェクトのときと違い、会社全体の資金繰り、融資など、中小企業の財務・経理領域の全体を見ることができました。銀行の人との折衝もそこで初めて経験して、かなり学ばせてもらったと思っています。海外にも支店があったので、海外の情報も吸い上げて取りまとめるために、海外出張も行かせてもらったりしました。
私は、経理の知識がまったくないところからポジションに就いてしまったので、ほとんど独学で、初めての出来事があるたびに調べたり、税理士の先生に聞いたりして学びながら仕事を身につけてきました。
経理の仕事って、正しくやって当たり前で、ミスをすると非常に目立ちますし、会社にとって直接的な不利益になってしまうんですよね。例えば、税金を納めるのが遅れてしまったり、納税額が間違ってしまえば会社にペナルティが課せられたりする。考えれば考えるほど、すごくプレッシャーが大きい仕事だなと思います。
ただ、きちんと確認しながら進めれば怖いことはないですし、細かいことを気にするタイプの人だったらその緊張感も楽しめるのではないかと思います。
1人目経理としてキャリーミーにジョイン。理由は、代表とお酒の趣味が合ったから!?
2社目も10年くらい在籍して、やれることはやりきったなと感じたところで、また新しい世界を見てみるのもいいかもなと思い、転職を決意。転職活動の軸は前と同じように、ひとりで幅広い業務を担当できることに加え、新しい経験が積めそうなところをいくつか探しました。
そこでキャリーミーを運営するPiece to Peaceに出会いました。当時は経理をアウトソースしていて、正社員入社をすれば1人目の経理になるという状況。さらに、スタートアップ企業として、しっかりと資金調達をして事業を急成長させていきたいという思いを聞きました。
代表の大澤さんとの面接の前に、大澤さんが以前出された書籍『「世界をよくする仕事」で稼ぐ』を読んだのですが、そのときの印象が「ものすごくいろいろな経験をされて、ものすごく優秀な方なのに、こんなに柔らかくて優しい目線がある人なんだ!」。
そのイメージで面接を受けられたのはよかったですね。面接ではものすごい数の質問をされました。その理由は「お互いに合うか合わないかをきちんと知らないと、後で『やっぱり合わなかった』となればお互いにとって不幸になるから」と。おっしゃる通りだなと思って、私は取り繕うこともなく、素の自分で答えていきました。
これは笑い話なのですが、「好きなものは何ですか?」という質問に対して、私は素直に「お酒が好きです」と答えたんです。大澤さんもお酒を飲まれるとのことで、「あの答えが良かったから内定を出したんだよ」と、入社後に冗談交じりに言われたことがあります(笑)。
私自身、ここなら自分の今までの経験を生かしつつ、新たな経験もできるなと直感して、2022年3月に入社させてもらいました。
私の視野を広げてくれるキャリーミーのメンバー
経理としてキャリーミーがこれまでの会社と違う点はまず、DXやデジタルツールをいろいろと導入されていることです。請求書発行や受領も、会計データの処理も、システムで連携されているので自動的に上がるようになっています。
もちろん、そのデータをくまなくチェックして修正点があれば直していきますが、すべてを手動で行うよりもはるかに効率がいいです。私が入る前からそういったシステムはある程度整っていましたし、新規で私が「あったらいいな」と思ったツールがあれば、稟議に上げさせてもらうこともしています。
キャリーミーはプロ人材が肝となる事業です。プロ人材には原則再委託として契約企業様に参画いただく形なので、毎月稼働されたプロ人材から請求書が上がってくる一方で、稼働先の企業様に弊社からご請求を差し上げるという2段構えにならざるを得ません。しかも月末にまとまってくるので、ボリューム的にも工数的にも大変な部分はあります。
でも私の感想としては、大変さよりも、プロ人材の方々とやり取りすることの面白さの方が実は大きいです。プロの方は請求書を出すプロではないので、間違いも結構あったりするのですが、そのときに「いつもありがとうございます」とかメールをいただけると、疲れが吹き飛びますね。
キャリーミーの社内でのやり取りも楽しいです。私は社内でも年齢が上の方なのであえて言わせてもらいますが、みんな「素直でいい人たち」だなと思いますね。私は毎日出社しているので、皆さんから経理関連の相談があれば答えますし、話せるときは意識的にコミュニケーションを取ろうと思っています。
これから社会でもっともっと活躍していくであろう皆さんから、私もいろいろなことを教えてもらっているんです。世代が違うからこそ新たな考え方を知ることができて、それを踏まえて会社として一緒に成長していく感覚も得られるので、充実の日々です。
あと、キャリーミーに入って学んだことの一つが、マーケティングの重要性です。マーケティング領域のプロ人材を多く企業様にご紹介している企業にいなければ、マーケティングが今の世の中においてどれだけ重要なのかには気づけなかったと思います。その意味でも、狭い世界にいた私の視野を、キャリーミーが広げてくれています。
「いてくれてよかった」と思ってもらえる存在になりたい
まだまだスタートアップのキャリーミーでは、変化が激しい毎日を送っています。これまでもこれからも、事業展開の方向性が大きく変わることもあります。昨日まで「右」と言っていたのに、今日から「左」なる可能性も大いにあるのがスタートアップ。
でも私はそれに振り回されるという感覚よりも、「そういうことはあって当然」だと思っています。「こっちがダメだからこっちに行こう」と言われたら、すぐに切り替えて「よし、やるぞ」と面白くなってくるタイプ。その点をストレスに感じたことはありません。ピンチのときこそわくわくしてしまう、変なところがあるかもしれないですね。
私自身は「これからこうなっていきたい!」という明確な個人のビジョンを持っているというより、ビジョンを持っている人のお手伝いをして喜びを得るタイプ。自分発信というより、依頼された中でいかに自分の力を発揮していくかを考えて実践していく方が楽しいんです。
会社や事業が大きくなっていくために、自分ができること、求められていること以上にできることはないかなど、常に考えて仕事をしています。
その中でできることが増えていき、新しい自分に出会うことでキャリアを積み上げてきました。「誰かに頼られる存在」になって、「玉尾さんがいてくれてよかった」と思ってもらいたい。そういう存在を目指して、これからも会社に貢献していきたいと思います。
向上心と周りへの配慮を大切に、一緒に挑戦しませんか?
キャリーミーで一緒に働くうえでは、向上心があることと、視野を広く持って、他の人の立場になって考えられることが重要だと考えています。仕事において1人でできることは限られていますから、「周りの人がいて初めて物事が成り立つ」ことがわかっている人であってほしいと思います。
これまでいろいろな人と仕事をする中で、「この人にこの言葉を伝えておかないといけない」とわかる人はコミュニケーションが円滑です。伝えなければいけないことを伝え漏れていた人に対して、「それを言ってくれればもっとこちらがスムーズに進められたのに」と思うのは悲しいですよね。
相手に対して想像力を働かせ、自分の利益だけでなく、会社の利益や周りのことを考えた上で行動できる人と一緒に働きたいなと思います。
キャリーミーで一緒に挑戦し、成長していきましょう!
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