八王子市【由木城・永林寺】
今回は、東京都八王子市下柚木にある曹洞宗の寺院永林寺を訪れてきました。こちらは由木城主・大石定久ゆかりの寺院として知られる歴史あるお寺です。歴史散策のレポをご紹介します。
永林寺の奥には由木城があります。
1532年由木城の城主であった大石定久が滝山城へ移ることになり
叔父にあたる一種長純に譲りましたが
長純は出家していた為、永林寺が創建されました。
1546年、河越城の戦いで上杉家が北条氏康に大敗したことをきっかけに、主君上杉から北条に臣従する事を大石定久は決意。
そして定久は北条氏康の三男、氏照を娘婿へ迎え入れました。
その後大石定久は月斎道俊として
五日市にある戸倉城で隠居したのだといいます。
山内上杉家や北条家、戦乱の中を生き抜いた
大石定久へおもいを馳せながら参拝しました。
北条氏照については、
歴史の無情さというか、武士の過酷な人生を思うと胸がチクっとします。
激動の歴史のなか武士達が駆け抜けていった時代から、今や静寂と穏やかさに包まれた時が流れています。
機会があれば、大石定久が移り住んだ滝山城や戸倉城を訪ねたり、北条氏照に焦点を当てた歴史散策を楽しみたいと思います。新たな発見があるでしょう😊
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