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【子育て】ウチの子、計算が苦手で・・・とあまり深刻に考えないで良いかも~世界学力トップ国の、超合理的教育~#217

おはようございます、tamamioです(^^)お子さんをお持ちの皆さん、「ウチの子、計算が苦手で・・・」と思われていませんか?

うちの小5息子も計算が苦手、苦手というより大嫌いで、夏休みは私が発狂しながらさせました。毎日の宿題は、義母がさせてくれてますが、スミマセン・・・という感じです。

今回は、計算が苦手なお子さんをお持ちの親御さんの見方・考え方を変えてくれる本を紹介します。ちなみに私は小学校教師ですが、多くの先生方はこう考えないと思います。そこはご承知おきを。

1 意外なおすすめ本「え、お金の本なのに?」

本日のおすすめ本はこちらです、ドン!

先日も、こちらで紹介しましたね。本書の後半に「電卓」に関する記述があります。

皆さんのお子さんが生きていく時代は、これまでのように先生の言うことを丸暗記して、たくさん暗記できた人が優秀と言われる時代ではなくなっているでしょう。計算した結果を、自分で正しく判断する力が求められる時代です。そのために、電卓と言う強い武器を使うことは、悪いことではないと私は思います。(太字tamamio/p198)

正直「計算した結果を自分で正しく判断する力」というのが具体的に何を指すのかは分かりません。ただ「電卓を使ってもいい」と私も思います。

2 世界一の学力をもつ国では計算練習をしない?

世界トップクラスの学力をもつ国と言えば、北欧・フィンランドですが、フィンランドでは学校で計算練習をしない(重視していない)と聞いたことがあります。

ちらっと聞いただけなので真偽のほどは分かりませんでしたが、意外にも本書で「ウラ」が取れました。

(前略)なぜ子供にトップクラスの学力を持たせられるのかと言えば、(中略)子供達に「考えさせる」訓練をしているからです。電卓もネットも、ありとあらゆるものを駆使して子供達は家をつくろうとします。(太字tamamio/p201)

家づくりが課題なのですね。本当、日本とは全く違う(^^)

フィンランドの教育は本当に合理的。「使えるものは何でも使う」が、教育でも徹底されています。

「使えるものは何でも使う」とは、例えばこの「note」。「文章で自己表現したい」「情報発信したい」「ビジネスをしたい!」と思って「note」という土台(=プラットフォーム)を使いますよね。

「自己表現したい!」「ネットビジネスしたい!」と思って、わざわざイチからプログラムを組んだり、新規の参加者を獲得したりしませんよね。

私たちは「note」という既にある土台を使って、本来の目的を果たしているのです。フィンランドでは、教育にもこの合理性が徹底されています。

「電卓やパソコンが計算してくれるんだから、わざわざ子どもに計算を練習させなくて良くない?」と考えるのです。本当に、合理的!

さすがに四則計算の仕組みや基礎計算くらいは理解させると思うのですが、その後の膨大な計算練習はない。まして、計算の正確さで能力を測ったり、人生を決められたりしないと聞いたことがあります。

3 数字は語る、子どもが目指す職種の違い

それでいて世界トップクラスの学力。しかも、これは愕然としたのですが、フィンランドでは「数学を使う仕事に就く人の比率が高い」「研究者を志す子どもの割合が高い」のだそうです。

でも分かります。電卓を使ってパッと答えが出る面白さ。会計担当だった頃、支出と通帳残高がぴったりだった瞬間の、あの爽快感!「私できる!」って気になりますよね。

フィンランドの子ども達は、日々この小さな成功体験を得ているのですね。

翻って日本では、123.45÷0.7とかいう問題を出されて、一つでも途中の計算を間違えたら「×」。よく考えたらこういう計算って、いくつもの複雑な手順があって、正解する方が奇跡的!と思えるのですが、私だけ?

私たちは膨大な時間を費やして「算数嫌い」「勉強嫌い」を育てている。フィンランドでは少ない時間と労力で、知的好奇心がいっぱいの子どもを育てている。これは教師としてとてもショックなことでした。

とはいえ、日本の算数・数学教育ではいまだに「計算問題」が幅を利かせています。入試もこの傾向なので、日本で子育てをする上では、残念ながら計算練習は避けては通れないようです。

では、「計算が苦手な我が子はどうすれば!」とお思いのお父さん・お母さん。次の発信をお待ちください。ただ「非常識な」助言だと思いますので、ご承知おきを。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。今日は台風到来。一日家で過ごします(^^)

今日も素敵な一日を!

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tamamio 読書 club🎈ー成長マインドセットを持つ、子育て小学校教師の人生進化論ー
私の創作活動の糧は「読書」です。より多くの書籍を読み、より有益な発信ができるよう、サポートいただけると嬉しいです。