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【読書】問題を解決するには「引き算だ」と学んだ一冊~業界のキワモノ→風雲児の人生・経営論~#293
おはようございます、tamamioです(^^)皆さん、仕事でも人生でも、問題に直面する時はあると思います。その時どうやって乗り越えられますか?
「あれやってみよう」「これやってみよう」と、付け加える方向で乗り越えようとされていないでしょうか。実は、この時「引き算」することで状況ががらりと変わることがあります。
今回は、「引き算の解決法」を教えてくれた本をご紹介します。
1 業界のキワモノが、業界の風雲児に
本日のおすすめ本はこちらです、ドン!
著者の森田隼人氏は、設計士→公務員→プロボクサーという経歴をお持ちの経営者・料理人です。すごいですよね、この経歴。間に公務員があるのがまた・・・。
森田氏が経営するのは、東京・神田の立ち食い焼き肉店「六花界」。初対面の人と七輪を囲む立ち食いスタイル、肉と日本酒のみの提供という、まさに常識破りの店舗経営。
常識破り=キワモノ扱いされがちですが、「六花界」は神田で12年続く繁盛店です。さらに森田氏は「六花界」を皮切りに、異なるコンセプトのお店を都内で6店舗も経営するという、もはや業界の風雲児。
そんな森田氏の「経営哲学と具体的方法論」が詰まった1冊です。
2 究極の「引き算の解決法」
本書から学ぶことは多かったのですが、一番の学びはこれでした。
大事なのは、何をつけ足すかではなく、何を残すか決めて、それ以外は潔く捨てることだったんだと気づいたのです。(p22)
そう、これは「引き算の解決法」です。私たちが問題に直面した時、どうしても「何をつけ足すか」を考えてしまいがちです。でも、おそらく大切なのは「引き算」のほうです。
森田氏は「六花界」を立ち上げるとき、自分と向き合い、大切にしたいことを突き詰め、他店をリサーチ・分析し、たどり着いた結論以外の要素は全て排除しました。
席をなくし、設備もなくし、メニューも最小限にし、マニュアル的なサービスもなくし、世の中の流行りも、常識と言われていることも無視して(後略)(p24)
これは勇気ある決断、英断ですね。
3 勝負ポイントが違えば、常識も無視できる
「メニューも最小限」とありますが、六花界グループには、実は、メニューがありません。森田氏の考えはいろいろありますが、私に刺さったのはこの部分です。
ネット検索に出てくる「お客様がオーダーしたくなるメニュー内容作りのポイント」といった記事には、
・盛り付けを派手にすること(中略)などなど・・・
僕は全部好きじゃないです。どこで勝負してるんだと。(p104)
最後の一文が、全てを表していますよね。
「どこで勝負してるんだ」
自分と向き合い、考え抜き、リサーチ・分析して見つけた結論。その結論=芯の部分がしっかりとしているから、飲食店なら「あって当たり前」のメニューをなくすことも躊躇なくできたのです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。本書には、もう一点ご紹介したい部分があります。これは後日発信します。
今日は朝から雪です!息子は外に出ていきました。子どもにとって、雪はうれしいですね。では、今日も素敵な一日を!ありがとうございました!
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