畑をやってみたい
畑をやってみたいと漠然と思っていた。
自分の食べる糧を自分で作る、それができたら良いな、と。自給自足とまでいかなくとも、何か自分で食べられるものを作れたなら、生きていくのに心強いことこの上ない。
子育ても終わり、残りの人生は
やりたいことをやって
行きたい場所へ行き
会いたい人に会う
やりたいことのひとつ、食べ物を自分の手で作る。そのための畑。
一昨年、2022年10月、自宅の敷地から里芋が少しだけ収穫?できるという経験をした。夏にスーパーで購入した里芋が腐ってしまい、その一つを庭とは言い難い狭い自宅の土のある場所に埋めてみた。しばらくするとそこから立派な葉っぱが出てきて、もしかしたらと思って秋に掘ってみると小さな里芋が何個か採れたのである。
畑、やってみたいなぁとこの頃から考えていた。しかし元来面倒臭がり屋の私、市民農園借りるのもなんだか面倒だし、第一畑の世話をする時間なんてあるのか、と考えてるうちにあっという間に一年が過ぎてしまう。
そんな私にハッパをかけるように、なんと、何もしてないのに前の年の根っこが残っていたのか、2023年10月にまたもや里芋が採れたのだ。これは畑をやってみたら?とのメッセージと受け取る。
そして年が明けて2024年1月、フォローしているnoterさん野菜と山と、時々猫さんの記事で、畑を楽しむ仲間、自然を楽しむ仲間を募集していた。猫さんの記事には共感を覚えることが多く、さらにこの記事内容にも心が動かされた。畑作業がどんなものかも知りたい。思い切ってここで手を挙げてみよう。noterさんと直接連絡を取るのは初めて。一度顔合わせを兼ねたハイキングはとても楽しく、縁に感謝。
それと同時に自宅で極小ミニ畑を耕してみる。
そしてようやく猫さんの畑のお手伝いをする日がやってきた。箱根や丹沢の山々が見えるとても気持ちの良い場所。私の住んでいる地域からもさほど遠くはない。
草を刈ったり、水を撒いたり、苗や種を植えたり、時折山を眺めつつ初めての畑作業お手伝いは楽しくて、あっという間に時間が経ってしまう。
一粒残っていたイチゴをいただいたら、その甘いこと!味が濃いの。これぞ最後まで畑の土で育ったイチゴの味だ。
梅の木の下でお昼のお弁当を食べ、猫さんにコーヒーを淹れていただき、あー幸せ。
といいことづくめなようだが、猫さんの記事に書かれているとおり、ここではイノシシが出現して収穫物を荒らされることがあるらしい。自然との共存はなかなか厳しいのだ。
でもこんな自然豊かな場所に小さな家を借りて「野菜と山と、時々ピアノと亀」笑
なんてできたら良いなぁ、と想像してしまった。(あ、我が家では保護したクサガメを飼っているのです)
そんな夢も膨らんで次回のお手伝いを楽しみにしている次第。
そして我が家のミニ畑は、ブロッコリーとキャベツが収穫でき、今は猫さんに分けてもらったさつまいもの苗を植え、ミニトマト、今年もまた自然に出てきた里芋が葉を出している。キュウリとナスも育てる予定だ。
猫さんの畑のお手伝いをさせてもらいながら少しずつ畑の経験を積んでいけるといい。自分のやりたいことを少しずつ形にできてきたらいい。やりながらこれからの生活スタイルを考えていけばいい。
焦らずゆっくりマイペースで。亀の歩みで。
最後までお読みいただきありがとうございました。