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苦肉の策が軸を成す

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ああ、燃え尽きた…真っ白に。。あしたのジョーか(笑)。

昨日は、朝から夕方まで、突貫工事ならぬ”突貫コース”が行われた。

短期間に一気に習得したいという、ガッツがある人のために作ったコースで、読んで字の如く、突き進み貫くマッチョな人がやってくる。

教える方も教わる方も、正に真剣勝負でありまして、情熱の火花がバチバチと燃え上がるほどに熱いセッションが行われます。

レッスン後、完全燃焼し、使い物にならなくなった私のSNSに、「立つんだジョ〜!」とコメントくれた方がいて笑ってしまった。

ジョーも好敵手がいる事によって、完全燃焼できたのです。私にとって生徒は正に、心に火をつけ完全燃焼を促す大切な存在なのです。

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昨日の突貫コースにいらした方は、アロマのスペシャリストで、新しい商品の開発の為に花を学びにいらっしゃいました。

私から繰り出されるワイヤリングとテーピングの100本ノック(笑)!色の理論やデザイン論などぎゅうぎゅうに詰め込む。朝から始まったクラスが終わる頃には、きれいな夕焼空が広がっていました。

オリジナリティを大切にする為、人によってレッスン内容を変えてみたり、花材を選ぶ際には、その方に憑依していただきます(イタコかっ!?)。だから、私自身の個性はいらないので、常に無色透明でいたいと思っています。

そんな話を生徒さんとしていたら、「お教室をはじめた時からずっとそうなのですか?」と尋ねられ、「そういえば!!」と気付かされたことがあります。

レッスンを始めたばかりの頃、何か作品に対して褒めなければと、いつも緊張していました。しかし、中にはどうしても褒めるポイントが見つけられない場合もあリました(失礼を承知で白状)。

その際に、苦肉の策で「とっても個性的!」と勝手に言葉が出てくる様になって、「そうだ、個性というものには優劣がない。とても平和な言葉なのだ!」と気付いたのです。

それ以来、その人の個性を引き出すという方向へシフトしたのでした。その当時からの付き合いの方々は、「たまきさんはブレないね」と言ってくださる。

災転じて福と成す(災いとは大変に失礼ですが!)。一見、苦手と思える物事や人との関わりは、ギフトかもしれないと思うのです。

私が無色透明でいたいと思うのは、地色が強いと他の色とケンカしてしまうから。そして、生徒さんたちに憑依してもらった方が、花材選びが楽なのです。

無色透明になれるから楽に他力を使える。地色を大切にし過ぎて他のカラーを拒絶してしまうのはとても苦しいでしょう。

それぞれの個性を大切に思える。それは、力まず柔に生きられる道ではないかと思います。

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